エッチなおはなし
エロは地球を救う!モーツァルトのような無垢なエロを書きたい・・・
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パーティー潜入 1
午後、編集長に呼ばれ、いきなり仕事を命じられた。
「今夜、品川のとあるマンションの一室でパーティーが開かれる」
「…パーティーですか?」
「ああ。セレブのふれあいパーティー…って触れ込みだが、実はスワッピングパーティーが行われるらしい。要は乱交だな」
「すげえ!そんなのホントにあるんですね!」
「まあ、小金を持った中高年カップルが、刺激を求めてパートナーを交換して、エッチを見せっこして遊ぼうってわけだ」
「ヒェ~!不道徳ッス!」
「…オレたちの仕事がとても道徳的とは言えんがな。実は関係者から極秘にカップルでの招待券を手に入れることが出来たんだ。なんとかしてこのパーティーの様子を記事にしたい。お前、潜入取材に行ってこい!」
「…へ?」
「へ?じゃないよ。今、うちのメンバーは他の仕事で手いっぱいで、今夜空いてるのはお前ぐらいなんだよ」
「はあ…」
「一応写真は禁止らしいけど、お前の腕でなんとか隠し撮りしてこい。『都心のセレブ・セックスパーティー』とか、記事が好評なら正式採用の道も開けるぞ」
「そ、そうなんですか?じゃあ行きます。頑張ります!でもカップルパーティーってことは一人じゃ無理ですよね?女性は誰が一緒に行ってくれるんですか?」
「バカ!そんなの自分で調達しろよ。そんなことに会社の女の子なんか使ったら大ごとだ」
「ええ!パーティーは今夜なんでしょ?そりゃ厳しいっスよ!」
「お前、風俗の取材やってんだから、頼みを聞いてくれる女の子の一人や二人いるだろう。タダとは言わん。謝礼として、そうだな…5万!5万出してやる!」
「(たった)5万ですか…」
「そうだ。言っておくがカップルじゃないと入れてくれないからな。風俗見え見えのケバイ女は避けろよ。怪しまれる」
「でも、オレなんかをそんなセレブパーティーに入れてくれるのかなあ?」
「まあスワップパーティーなんてのは、参加者のほとんどが、いい年したおっちゃん、おばちゃんだからな。お前みたいな若い男が入れば、むしろ歓迎されるんじゃないか?身なりだけはキチンとして行けよ」
「で、やっぱりおれたちも人前でエッチを?」
「そんなのはその場の状況判断だ。むしろ積極的にセレブの奥様と遊んでくればいいじゃないか。その方が記事にリアリティーが出るしな。ハハハ、オレが行きたいぐらいだよ。まあ頑張って来いよ」
オレは3流大学に通う23歳。しかも学校にはほとんど行かずに留年確実と来るから、まともな就職なんて望めるはずもない。
ただでさえ就職氷河期。将来はフリーターが関の山だろう。
エロと写真が好きだったので、ここ『週刊芸能』にアルバイトでもぐりこんで約1年。
『週刊芸能』は、エロ、ギャンブル、芸能ゴシップ、ヤクザ情報が中心の3流誌で、出版不況のあおりを受けて苦戦はしているけど、オヤジ層を中心にそれなりにファンがいる。
オレなんかから見れば、こんなくだらない雑誌より、ネットの方が記事も写真も過激だと思うのだが、この手の読者にはいまだ活字派が多く、容易にネットには流れて行かない。ありがたいことだ。
(つづく)
2012.07.12 Thu
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パーティー潜入
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パーティー潜入 2
オレには、多少目端が利くところがあるらしく、ちょっとした取材もやらせてもらえるようになった。
新手の風俗店の突撃取材とか、パチスロ必勝法の実践なんて記事のアシスタント的な仕事から始めたんだけど、最近ではバイトの分際で単独の仕事も任せてもらうようになった。ほとんどが風俗ルポだったけど、それはそれで趣味と実益を兼ねた美味しい仕事ではある。
世の中には想像を絶するようないろんな性産業が生まれては消えて行く。そんな、うたかたのようなカオスを捜し求め、裸になってルポをする。
マスコミ関係者(マスコミと呼べるのかね?)に対するサービスは過剰なほどで、ついつい紹介記事も甘くなりがちなオレだったが、けっこうユーモアのセンスがあるみたいで、オレの記事は意外に好評。もっとも、後で読者から、『記事と全然違うじゃねーか!』とクレームが入ったりするのだが。そんなん知らんがな…
でも今回のは大役だ。もちろん乱交パーティーの取材なんて初めて。いや、社内にもそんな経験を持つ人はいないらしい。
うまくいったら正式採用と言うのは編集長の大ボラだとしても、チャンスであることには変わりない。
この仕事は嫌いじゃないから、せめて契約社員にでもしてもらえるのなら、大学なんて辞めちゃってもいいと思っている。
目指せ風俗ライター!
ただし、この日の相棒探しには難航した。
取材を通じて知り合った風俗嬢の名刺を取り出して片っ端から電話を入れてみたけど、仕事に入っちゃったとか生理だとか旅行中だとか言って、全然相手にされない。時間が無さすぎるのだ。
だいたい高給取りの彼女らを、たった5万円で動かせるかっつーの!
実は、半年ほど前から付き合ってる彼女がいる。
中学の同級生だった美緒って子で、短大を出て今は保母さんをやっている。
久しぶりの同窓会で再会してアドレス交換。何回目かのデートでラブホテルに連れ込んだのだが、彼女が初体験だったのには驚いた。
性格はオレには不釣り合いなマジメ女子で、会うたびに『ちゃんと勉強して、キチンとした会社に就職してね』なんて言ってプレッシャーを掛けられる。
まあ、マジメで身持ちが固いタイプだかこそ、22歳まで処女を守り通せたんだろうけどね。
会えば一応エッチはさせてもらえるけど、あまり積極的ではなく、セックスに対する興味は薄そうだ。
一方オレはと言えば、ナンパな仕事をしている割にルックスはまともな方。めんどくさいから髪も黒のまんまだしね。よく風俗嬢さんたちからは、『サラリーマン!』とか言って、からかわれるのだが…
美緒には雑誌カメラマンの助手のバイトをしていると言ってあるけど、実は週に2、3回は風俗の取材で抜いてもらってるなんてことを知られたら、絶対に愛想を尽かされるだろう。
ましてや乱交パーティーに一緒に行ってくれなんて頼んだら…張り倒されて一発で振られかねない。オレは柄にもなく美緒を『愛している』ので、破局だけは避けたいのだ。
パーティーは今夜7時に始まるって言うし、もう時間がない。困った。もう交渉する女の子もネタ切れ、相手がいないのだ。でも、このチャンスは何とかモノにしたいし…
実は、先ほどから一人の女が、オレの脳裏に浮かんでは消えて行く。さすがにあの女はヤバイだろう。
でも、女の子たちから玉砕を食らえば、そうも言っていられなくなる。もう、この際仕方ないじゃないか!覚悟を決めろオレ!
かくしてオレは、意を決して携帯を手にすると、決死の覚悟でその女に電話を掛けた。
トゥルルルル…カチャ!
『あら、智也?智也クンから電話が来るなんて珍しいわね。お母さんになんか用?』
(つづく)
2012.07.14 Sat
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パーティー潜入 3
オレは先輩にネクタイを借り、備品部でデジカメと隠し撮り用にカメラを仕込んだライターを用意してもらって、待ち合わせ場所の品川駅に向かった。
それにしても、いかに追い詰められたとはいえ、実の母親をスワッピングパーティーに連れて行くハメになろうとは…
まあ、隅っこで小さくなっていれば、まさかレイプされることもないだろう。
ただでさえ遅れているのに、母ちゃんがなかなか現れない。イライラ…
結局30分遅れで現れた母は、黒のミニスカートに網タイツ。黒に白いピンストライプが入った体にぴったりとフィットしたジャケット。こ、これは…伝説のボディコンスーツ?
ヒールの高い豹柄の靴、首まわりにはジャラジャラとしたゴールドのアクセサリー。よくこんなものがうちにあったな。
『パーティー潜入取材に協力して欲しいからそれなりの装いで来て』と伝えてあったけど、これじゃあバブル全盛時代のディスコだよ。
そういえば、母は青春時代にマハラジャのお立ち台で鳴らしたって自慢してたっけ。そこでナンパされて出来ちゃった結婚。生まれたのはもちろんオレ。
両親ともに当時はイケイケだったみたいだけど、今の父親にその面影は無い。
そう考えると母ちゃんはなかなか捨てたもんじゃない。とても43歳とは思えないからね。もちろん後ろから見ればの話だけど。
それにしてもオレと肩を並べて歩く姿は、人からどんな風に見られているのだろうか?
だいたいこんな突拍子もない頼みにヒョコヒョコ出てくるのは、父ちゃんが単身赴任で暇を持て余しているからに他ならない。
さすがに『スワッピンクパーティー』とは言えなかったけど、潜入取材ってぐらいだから、なんだか怪しいパーティーであることは察しているだろう。
「で、私は何をすればいいの?」
好奇心に目をキラキラさせながら母が言った。
「別に何にもしなくていいよ。部屋の隅で飲んだり食ったりしてればいいから」
「そんなんで2万円も貰えるの?なんてラッキーなんでしょ!こんなバイトがあったら、また呼んでね」
「次は無い!ほら、急いで!遅れてるんだから」
会場となるマンションは、品川駅から歩いて10分ほどの場所にある瀟洒な10階建てだった。エントランスはまるで高級ホテルみたいで早くも圧倒される。
セキュリティは厳しかったけど、インターホンで編集長から聞いた名前を告げると、意外と簡単に自動ドアを開けてくれた。
8階までカーペット敷きの広いエレベーターで上り、お目当ての部屋の前で再びインターホン。防犯カメラに鋭く狙われている気配に緊張したけど、すぐにドアが開けられて中に招き入れられた。
ドアを開けてくれたのはホワイトシャツに黒いチョッキ、蝶ネクタイという執事スタイルの小柄な初老の男で、白髪頭をポニーテールにまとめ、ちょっとリリー・フランキーに似ていると思った。一見穏やかそうだけど妙に目付きに凄みがある。
(堅気じゃないかも…)
暴力団の取材に何度か立ち会った経験から、ヤクザ特有の雰囲気に敏感になっている。最近のヤクザは外見からは区別が付かなかったりするのだ。
その男が(便宜的にフランキーと呼ぶことにする)、招待状をチェックし、もう一度僕の名前を確認し、作り笑顔でここでのルールについて説明を始めた。オリエンテーリングだ。
(つづく)
2012.07.16 Mon
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パーティー潜入 4
とりあえず、オレと母はビールを片手に、巨大なリビングの隅にしつらえてあったホームバーに腰掛け、周囲を見回した。
談笑する人々はリラックスした装いで、男性はTシャツ姿や、中には早くもシャワーを浴びたのか、バスローブでくつろいでいる男もいる。いまだにネクタイなんて締めているのはオレぐらいなもんだ。
女性たちは色とりどりのムームーみたいな部屋着やブランド物のスウェット姿。これはすぐに裸になれるからかもしれない。こちらもスーツを着込んでいるのは母ちゃんだけだ。
みんな楽しそうに語らっていて、これから乱交パーティーが始まる雰囲気は今のところ無かったが、オレは記事を書くために会場の状況を頭に叩き込んだ。
母がビールを飲みながらオードブルの皿に手を伸ばしたその時、部屋の照明が一気に暗くなり、窓の外の夜景が一層鮮やかさを増した。
屋内は隣の相手を識別するのにギリギリと言う明るさだろうか。気付かなかったけど静かなBGMが流れていた。ショパンのノクターンをオーケストラ用にアレンジした曲だ。そして、広いリビングのあちこちに散らばっていたカップルたちが、ソファーや床に座って顔を寄せ合い、イチャつきを始めた。
「なんだか妖しい雰囲気ね」
母も緊張し始めたみたいだ。
「うん。でもここでカメラを出すのは…難しいな」
そんなことをしたら、速攻つまみ出されかねない。ただ、チャンスはきっと来るはずだ。
緊張に固まるオレたちのすぐ近くにいたカップルの男の方が静かに女をカーペットの上に押し倒し、上から優しく口付けた。
まるで、それがスタートの号砲のように、部屋のあちこちでカップルが抱き合い始め、妖しい雰囲気が一層高まった。
部屋の周囲に座った男たちは、相変わらず酒を飲みながら、静かにカップルを鑑賞している。
「すごい!もう裸になってる人がいるよ!これ何のパーティー?」
母がオレの肩に手を置いて興奮した声を上げた。柔らかなおっぱいがオレの胸を圧迫する。
それから、女たちのあえぎ声が聞こえ始めるまで、そう時間はかからなかった。いよいよ本格的にセックスを始めたようだ。どうやらホンモノの乱交パーティーに間違いない。今さらながらオレは確信し、胸がときめいた。
ホールで抱き合っているのは4組。フランキーが個室が4つあると言っていたけど、そこでも抱き合っているカップルがいるのかもしれない。
(いろいろ見て回って写真を撮らなきゃ!)
気持ちは焦るが体が動かない。母と二人、圧倒されて固まっている僕のそばに、先ほどまで椅子に座っていた中年男が近付いてきた。
「まだ、始めないのですか?」
「え?ええ…初心者なもので…」
「なんなら、お手伝いしましょうか?」
「い、いえ…けっこうです」
男が母を正面から見つめれば、母もまた興味津々の流し目を送って応えている。
(おいおい、その気になってるんじゃないよ!)
とにかく、この日の最大の課題は乱交パーティーの写真を撮ることにある。オレは焦った。
(つづく)
2012.07.18 Wed
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パーティー潜入 5
状況は進み、薄暗い照明の下、4組のカップルたちはほぼ全裸の状態。男女が上になったり下になったり…女性たちはみんな中年以上の年齢だと思うけど、人前で裸になるだけに、それなりに自信があるのだろう。みんな、なかなかのプロポーションだ。
暗くてよくわからないけど、男たちも立派にチンコを立てている模様。人前で堂々と勃起させられるのは大人物なのか、それともただ無神経なだけなのか。オレにはとても自信が無い。
すでに正常位で結ばれて、派手にあえいでいるカップルもいれば、女性が男の股間に顔を寄せてフェラチオを始めているカップルもいる。大胆なものだ。
母が、生唾を飲む音が妙にはっきりと聞こえたが、オレとしては気が気じゃない。早く撮影しなければ!それを阻むのは、周囲からの強烈な視線だった。
ビールを飲むだけで、周りを傍観しているカップルはすでに僕らだけになっていた。つまり、ルームで服を着ている女性は、母だけになってしまっていたのだ。
そんなオレたちが気になるのか、またさっきの男が話しかけてきた。
「なんなら個室の方に行かれては?」
個室なんかに行ったら乱交を撮るどころではなくなるじゃないか!
「いえ…けっこうです」
オレはこれ以上、傍観していては疑われると思った。虎穴に入らずんば虎子を得ずと言うではないか。
オレは母の耳元に、
「形だけでも抱き合うからジッとしてて」
と囁きかけ、そのまま押し倒していった。母は少し戸惑ったようだけど、さりとて抵抗はしなかった。
さて、カーペットの上に押し倒しはしたものの、それからどうしていいのかわからない。なんだか部屋中の視線がオレたちに集まっているような気がして、その圧力に押されるように、オレは母ちゃんの上に覆いかぶさると、やがて唇を求めて行った。
(オレはいったい何をしようとしているんだ?でもキスするフリだけだから。フリだけ…)
「あっ!」
母がジタバタと抵抗を始めたものだから、かえって頭に血が上ってしまった。
(小癪な!)とばかりに母を押さえ付けると、唇に唇を押し付ける。
「おお~!」
周囲の男たちから無言のどよめきのような声が上がり、オレはさらに乗せられてしまうことになる。
テレビカメラを前にすると、人は勝手に踊り始める…雑誌社の先輩から聞いた言葉を思い出した。人は注目を浴びると、パニクってわけのわからない行動を起こすらしい。
オレは舌を長く伸ばすと、母ちゃんの口の中に…
当然、強く拒否されるかと思ったのに、母は、『うふっ…』って感じで受け入れてくれて…
それどころか、下からオレの首をしっかりと抱きながら舌をからませてきたのだった。
(おいおい、気分出してんじゃないよ!)
驚きながらもオレだってもう止まらない。オレたちはしっかりと抱き合ったままディープキスを交わしていた。
ふと気付くと、抱き合うオレと母の周りを数人の男が取り巻いていたので、慌てて体を起こした。
(なんなんだ?このギャラリーは…)
「さあ、服を脱ぎましょう」
また、さっきの男か。
(うるさいんだよ!)と、文句を言おうと思ったら…
母ちゃんは、男の手に素直に従い、バンザイするようにてジャケットと、その下の薄いブラウスまでスルッと脱がされてしまい、大振りな乳房があらわになった。
って、ノーブラかよ!
(つづく)
2012.07.20 Fri
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Author:スマイルジャック13
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