エッチなおはなし
エロは地球を救う!モーツァルトのような無垢なエロを書きたい・・・
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泣き虫エリナ 6
『私って天才!』は決して自称だけではなく、いまさらながらチームメイトたちもその才能に膝まづいたのだ。
でも祐実は、意外やそれで増長したり慢心したりはしなかった。もちろんそれは性格が変わったからではなく、自分の演じる『熱血スポ根路線』がけっこう気に入って、しばらくは『熱血ユミちゃん』を演じるのも悪くないかもと思い始めたからだ。
どうせ、いつかはメッキが剥がれるだろうと期待(?)していたチームメイトたちも、祐実の変身はちょっとした驚きで、元々バレーの能力はずば抜けているのだから、以前のようなサボり癖や傲慢な面さえ出さなければ、チームリーダーとして持ち上げるのもやぶさかではなかった。
練習の甲斐あって、今ではウエイトトレーニングでは男子選手顔負けの負荷をこなしてトレーナーを驚かせたし、ランニングではいつも先頭を走った。
常に声を出してチームを鼓舞、自分がポイントを上げれば笑顔のガッツポーズで観客にアピール。また、チームメイトの得点にもわがことのように喜びを表した。
視察に現れた全日本監督が、『ユミ、変わったなあ』と驚き、五輪後外されていた全日本メンバーにも一年で復帰した。
そうなれば再びテレビをはじめとしたマスコミからのオファーが復活してくる。
『まったく調子のいい奴らだ』
鼻白む思いの祐実だったが、そこは大人の対応で、テレビのスポーツニュースや雑誌の取材を無難にこなした。
マスコミが再び群がり始めたのは、とりもなおさず祐実が北京五輪の主役の一人になるであろうと予測した証明でもあった。
祐実は請われればトーク番組のようなバラエティーにも顔を出し、持ち前の茶目っ気と頭の回転の速さで人気を得ていった。
そんな時、ひとつの事件が起こった。
世界選手権に備えての全日本合宿に、前年の高校バレーを席巻して、超高校級と話題のルーキー前田詩織が初参加してきたのだ。
この前田、身長186センチと図体もデカいが態度も大きい。
男みたいないかつい顔に鋭い眼光。松井秀喜に似た風貌に、親もよくぞ詩織なんて可愛い名前を付けたものだ(実際、高校時代に試合中『ゴジラ!』と叫んだ相手選手を、試合後に殴って出場停止処分を受けた経験がある)。
そして、先輩を先輩とも思わない横柄な態度に祐実は初対面の時からカリカリしていた。
『まだ子供なんだし初めての合宿だから』
上層部は様子見を決め込んでいたが、将来、日本を支えるであろう大砲に期待するあまり、甘やかしているのが見え見えだった。
思えば祐実だって十代の頃から傲慢でわがまま放題に放任されてきたのだが、だからこそ腹が立つのかもしれない。
そしてついにある日のミニゲームでの前田の態度に祐実がキレてしまった。
続け様にサービスエースを許した前田が不貞腐れた態度でボールを蹴っ飛ばしたのだ。
身長が高ければ高いほど低い位置でのレシーブは不利になる。だからこそエースアタッカーは試合では集中的にサーブで狙われるのだが、それを克服しなければ真のエースとは呼ばれない。
なのに前田は苦手なレシーブ練習を露骨に嫌がっていたのだ。
祐実は前田に近寄ると、
「おい、前田!ガキじゃないんだからいちいち不貞腐れるな!だいたい拗ねて似合う顔か?」
と、怒鳴り上げた。これには前田も一瞬ひるんだが、すぐに小馬鹿にしたような薄ら笑いを祐実に向けたものだから、祐実の頭の中で何かがカチンと切れた。
(つづく)
2010.11.17 Wed
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泣き虫エリナ 7
次の瞬間には電光石火の平手打ちが前田の分厚いほっぺたの肉を打ち、甲高い音が体育館に響いて周囲の選手、関係者は沈黙に包まれたが、遠くの方からバシャバシャバシャと一斉にカメラのシャッターが切られる音が聞こえた。
この日は合宿の練習風景をマスコミに公開していたことを祐実は忘れていたのだ。
(しまった!)
そう思った瞬間には、敵のブロックの動きを読んで即座にスパイクコースを変えるがごとく、神速で口が動き始めていた。
「あんた!前のオリンピックで私たちがどんだけ悔しい思いをしたのか、わかってんのか?!」
報道陣が陣取る2階観覧席まで聞こえるよう、思い切り声を張り上げる。
「みんな、その悔しさを晴らそうと必死でやってんだよ!」
前田は未だ平手打ちのショックから立ち直れないのかポカンとしていた。
「みんなが、お前のことをどんだけ期待しているかわかるか?私たちは外国のパワーと高さに負けたんだよ!そこに才能豊かな若いのが入って来るって言うから、みんな楽しみにしてたんだ。それなのに…ガキみたいなことばっかりして…」
言葉が続かず、堪え切れずにこぼした涙に一番驚いたのは祐実自身だったかもしれない。とっさの演技に感情移入してしまったようだ。
前田はもうたじたじで、どう対応していいかもわからずに突っ立っていた。
そこでコーチが中に入り、前田を練習場から連れ出してそのまま帰らせた。
祐実は監督に暴力を振るった事実を報告して詫び、そして祐実もまたこの日は帰されることになった。
駐車場に向かう祐実にマスコミが群がったが、無言を通した。
その夜のスポーツニュースで、さっそくこの事件が取り上げられ、翌日のスポーツ紙は一面でこれを伝えた。
見出しは『熱血ユミ、涙の平手打ち!』。
祐実の手が前田の頬を捕えた瞬間と、そっと涙を拭う祐実の写真が一枚づつ。さすがにプロのカメラマンはポイントを外さない。
祐実はその日の朝、協会事務局を訪れて衆目の中で暴力事件を起こしたことを報告し、代表辞退の進退伺いをしたが、実はすでに決着はついていた。
世論が圧倒的に祐実を支持し、協会にも数百通にも上るメールや電話が寄せられて、そのほとんどが祐実を擁護する内容だったのだ。
「暴力はよくないけど、チームのことを思った藤永さんの行動は正しいと思います。きっと前田さんも反省しているのでは?」(38歳、主婦)
「国を想うてなにが悪い!あの子は若いのにたいしたもんじゃ!人を叱れない人間が多過ぎる」(82歳、男性)
暴力絶対反対の声もあったものの、結局は譴責だけで解放された祐実。午後には大勢の報道陣の前で前田と二人で和解のセレモニーを演じることになる。
「先輩、申し訳ありませんでした!」
深々と頭を下げる前田に、
「こっちこそ殴ったりして悪かったな。これから一緒にオリンピック目指して頑張っていこう」
と、優しく声を掛けてやると、前田は『先輩…』と言ったきり絶句し、そのまま巨体を折り曲げて両手で顔を覆うと嗚咽し始めた。
祐実が聖母のような笑顔でその肩を抱いてやった瞬間、無数のシャッターが切られる。
「ヨシヨシ。もういいから泣くな。これから練習だぞ」
そう言う祐実の声も涙声だ。
実は前田の広い背中を撫でてやりながら、(こいつも役者やのう)と内心呆れていたのだが。
ついカッとなって起こしてしまった暴力事件だったが結果オーライ。逆に自分の人気を高めることになり、祐実は密かにほくそ笑んだ。
この事件をきっかけに、『手抜きのユミ』は名実ともに『熱血ユミちゃん』へと(対外的には)変身していったのだった。
(つづく)
2010.11.18 Thu
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泣き虫エリナ 8
さて、『熱血ユミちゃん』へと華麗に変身した藤永祐実のセックスライフは変わったのだろうか?
きらめく才能、輝く美貌、さらに有り余る体力を持ちあわせれば、性欲があふれてこぼれないはずがない。
男遊びは相変わらずだったが、スキャンダルの反省から若いアイドルに手を出すことはやめていた。
思えば高校時代の祐実は、バレー部の先輩だとか、大学を出たてのコーチとか、野球部のエースとか、サッカー部のキャプテンとか柔道部の主将とか、とにかく体育会系の男を中心に寝てきた。
祐実のセックスの黎明期。女としては長身の祐実だったが、その頃は少なくとも自分より身長が高く、ガタイのいい男を無意識に選んでいたのだ。
高校を卒業して芸能界との付き合いが始まると、主に年下のアイドルの男の子が好物になった。
全日本に選ばれて世界大会に出場するようになれば、マスコットとしてティーンエイジャーのアイドルが毎回わんさと送りこまれてきて目移りする状態。
男の子たちは、自分たちより遥かにデカくて、いかついオバサンたちより、年齢も近く、黙っていればアイドル級のルックスを持つ祐実の回りに群がった。
祐実にとっては、まさしく入れ食い状態、より取り見取りの逆大奥世界だったのだ。
祐実は、まず試合を中継するテレビ局の女子アナとうまく友達になり、そのツテを使って芸能界の若い男の子たちと合コンを開く作戦を取った。
男の子にもいろんなタイプがいたけれど、祐実は大人しそうで、しかも身長165センチぐらいの小柄な子が自分のタイプだということにその時気付いた。
ほとんどの男の子が未成年で(実は当時の祐実もまだ未成年だったが)、おおっぴらに酒を飲ませたりタバコを吸わせたりはヤバイと思ったが、女子アナたちは秘密のバーみたいな場所を実によく知っていて、そこに集まって乾杯を交わした。帰国子女恐るべしだ。
合コンの後、目当ての子をさっそくホテルに持ち帰ることもあれば、友達の女子アナのマンションで二次会を開くこともあった。
そういう時はだいたい2対2。頃合いを見計らって別々の部屋に分かれてセックスをするのだ。
祐実は、タイプである小柄で弱々しい男の子の上に乗っかって、女性上位で交わる時に激しく欲情した。
いつも女の子にキャーキャー騒がれるテレビでお馴染みの美少年。その子の手首をベッドに押さえつけ、身動き出来ないようにして激しく腰を使うのだ。その時の快感に歪む男の子の顔が好きだった。上から唾液を垂らして、男の口に流し込むプレイも好き。
だからいつも部屋を明るくして交わる。
隣室からは、スポーツニュースでお馴染みの美人女子アナウンサーの、顔に似合わない派手なあえぎ声が聞こえてくる。
一流大学から海外留学の経験もある彼女もまた、年下の男の子が大好きだったのだ。
ある時など、その女子アナが13歳になったばかりのアイドルの卵を連れ込んで来て、さすがに祐実も心配した時がある。
適度に酒を飲ませて女子アナはその子を連れて自分のベッドルームに入ったのだが、その時の祐実のパートナーが『興味がある』と、目を輝かせた。
その子は18歳で、すでにそこそこ売れているタレントだったが、祐実はニヤリと笑うと、二人で密かに隣室を覗くことにした。
寄り添うようにしてドアをそっと開けて中を伺うと…
13歳の男の子が正常位で、巧みに腰を上下させながら11歳年上の女子アナを責めている最中だった。
(つづく)
2010.11.19 Fri
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泣き虫エリナ 9
裸の清純派女子アナは、男の子の背中に手を回して、さかんに甘い嬌声を上げていた。
「やるじゃ~ん」
思わず祐実は感嘆の声を漏らしてしまう。
13歳のくせにイニシアチブを取って百戦錬磨のプレイガールを責めている。このガキ、かなり慣れてやがるな。
やがて体位は彼女が男の子の肩に両脚を乗っける屈曲位へと変わり、女の爪先が真っすぐに伸びてピクピク震え出した。
中学生、恐るべし!…と言ってやりたいところだが、経験豊富な祐実の観察眼はごまかせない。しょせんはセックス経験豊かな女子アナがうまくリードして誘導してやってるに過ぎないことがわかってきたのだ。
おそらく少年は自分が教育されていることすら気付かないまま、エッチに自信を付けることだろう。見事なセックスインストラクターぶりだ。
年増(世間的に年増と呼ぶほどでもないが)の割に若い子に人気があるのは、こういう気配りが出来るからだろうか?
勉強にはなるが、祐実には真似が出来そうになかった。祐実のセックスは自身の快感第一で、相方の気持ちよさや、ましてや成長など考えたこともなかった。下手なら二度と付き合わないだけだし、それはバレーボールに対する姿勢にも通じるものだった。
だが、並んで見ていたパートナーの子は、目の前で繰り広げられるセックスショーに単純に興奮していて、鼻息を荒げながらブリーフの前を勢いよく突っ張らかしていた。
祐実は可笑しくなって、ブリーフの上からペニスを握ってやると、男の子が息を弾ませる。ホントに単純な子だ。
祐実がブリーフをずらせると、勢いよく弾力のあるペニスがしなって弾み、それを手で握って軽くしごいてやると、さっそく先端からガマン汁を垂れ流す。そして、それを口にくわえてやると、少年は『ああ…』と情けない声を上げて身悶え、祐実はクリーミーな若い液体を舌で転がした。
こうしてベッドと廊下での変則二重奏が始まった。
はじめ廊下で交わろうとした祐実だったが、堅い床に閉口し、『おじゃまします』とばかりに、くんずへほぐれつが演じられているベッドの下のカーペットに移動した。
ベッド上の二人は、はじめこそ『アラッ?』と、驚きの表情だったが、すぐに自分たちの快感に夢中になったようだ。いやむしろ見せつける快楽に目覚めたのかもしれない。だとすれば、やっぱり恐るべき子供だ。
やがて騎乗位で結ばれた祐実の目の前で、ベッド上では女子アナがバックで責められることになる。
ちょうど祐実の目の高さで、彼女のエッチな部分に男の子の生白くて細身のペニスが出入りするシーンが展開されたのだ。
露出的に大胆なポーズで交わる彼女らに、祐実は妙な対抗意識を感じたものの、この女のペースにはまることはないと、自分のセックスに集中することにした。
ただ、普段より興奮したのは確かで、騎乗位で責める腰の動きはいつも以上にスピーディーにして豪快。また、ベッド上をまねて、後背位を試したりした。
その後、パートナーをチェンジしたことは言うまでもない。
祐実とそんな美少年遊びを繰り返したその人気女子アナも、今では有名プロ野球選手の奥様。子供も生まれて、ついに夫が念願のメジャーリーグ行きを決めた。
今頃は、ニューヨークの新居探しとともに、旦那との夜の特訓に余念がないに違いない。
(つづく)
2010.11.20 Sat
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泣き虫エリナ 10
当時祐実が遊んだ男の子たちは、16、17歳が中心とは言え、さすがにアイドルを目指すだけにほとんどの子がすでに女を知っていたが、たまには童貞クンに当たる時もあった。
そんな時の祐実は、ワクワクそわそわしてしまい、意識的に優しくベッドに誘い込むと、いざエッチになるや普段に増して男を乱暴に扱って、自身の嗜虐性を満足させた。
売り出し中の15歳の男の子と寝た時は、初めてだと言うその子が失敗して挿入前に果ててしまい、その後復活しないことに拗ねている顔が気に入らず、腹いせに『ホント、お前ダメなヤツだな』と吐き捨て、涙目の男の子をホテルに置き去りにして帰ってしまったことがある。
今でこそ、そのことを思い出しては『罪なことをした』と反省したりもするが、すでにその子が芸能界から消えて久しい。インポになっていなければいいのだが…
小柄な男の子を組み敷く歓びとは対照的に、少年にバックから交尾のように犯されるのも好きで、その時には被虐的な歓びに震えた。
赤坂あたりの高級ラブホテルで、四つん這いに這った背後から、カマキリのように痩せた男の子が懸命に祐実の鍛え上げられた筋肉質のお尻を抱いている。
そんな光景を部屋中に張り巡らされた鏡越しに見ながら、祐実はMっぽい快感に目を細めるのだった。
そんな祐実の華麗な男遍歴の中でも、一番印象深いのはやはり若手アイドルだった和泉瀬奈との関係だった。
たしか同い年で、お互いに二十歳になったばかりの頃。
瀬奈は、アイドルから男っぽい俳優に脱皮を図っていた時期で、すでに3本ほどのドラマの主演を演じていた。
そんな頃、二人で飲みに行った流れでホテルにしけ込んだのだが、なにやら瀬奈がぐずぐずしている。
「なにやってんの?」
すでにシャワーを浴びてヤル気満々な祐実に、『笑わないでくれるか?』と、ドラマで演じるキャラ同様に憂いを含ませた瞳で瀬奈が訴えかけた。
「笑うって…何を?」
「オレの…人より小さいんだ。だから祐実のこと、満足させられないと思う」
そんなバカげたセリフも、なんとも寂しげでクールな瀬奈だったが、祐実は俄然興味を惹かれた。
「小さいって…オチンチン?見せて!」
「イヤだよ。明るいところでは人に見せたことないんだ」
「いいから見せて!」
揉み合いになったが、結局は体力に勝る祐実が無理やり瀬奈の下半身を裸にしてしまった。
たしかにそこはちょっとした衝撃だった。カメラ映り用に、適度に鍛えられた腹筋の下、緊張からか縮こまった生白いペニスは、皮こそ剥けていたものの、まるで子供のものかと思うほどのサイズだった。陰毛も薄くつつましやか。
力ずくで恥ずかしい場所を公開された瀬奈は、『笑えばいいだろ』と拗ねていたが、祐実は笑うどころか妙な高揚感に支配されて欲情しまくっていた。
(このペニスを勃たせて、早く自分の中に入れてしまいたい!)
心の中で舌舐めずりしながらも、瀬奈には優しくこう言った。
「セナ、キレイだよ!大丈夫。私、こういうの好きだから」
(つづく)
2010.11.21 Sun
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