2ntブログ
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- -- l スポンサー広告 l top
バスルームで戯れた後、二人は全裸のままベッドルームに戻り、やがてキングサイズのベッド上で、くんずほぐれつのセックス遊びを始めた。
今回は初めから竹下がカメラを手に持って、いろんな体位をいろんな角度から映す、いわゆるハメ撮りモノだ。
僕もこの手の映像を何度か見たことがあるが、往々にして落ち着かない不満足なシロモノとなる。当時の竹下はしょせん高校生だから、どうしても一人よがりな映像になってしまうのは仕方のないことなのかもしれない。
由美にフェラチオをさせた後、正常位、騎乗位、後背位と次々と体位を変えながらいろんな角度から撮影するのだが、落ち着かないことこの上ない。
竹下自身は興奮しているのだろうが、由美の性器に出し入れする自らのペニスを映し出すにもピントがボケ気味で、見ていてイライラするのだ。
由美のあえぎ声もなにやらわざとらしく、忙しいハメ撮りに戸惑っているような感じだった。
(もっと落ち着いたセックスで由美を満足させてやれよ!)
僕は心の中で竹下に毒づいたが、考えればこれもおかしな話だ。
妻の若い頃の性交映像を見て、男に対して、(もっと妻を気持ち良くさせてくれ!)と文句を言っているのだから。当時の竹下からすれば『よけいなお世話!』と言いたいところだろう。

やがて手が疲れたのか、竹下がサイドテーブルの上にビデオカメラを置き、ちょうどベッド上が映るアングルにレンズを向けて調整した。
そしてベッドに上がると、上気した顔で待っていた由美を四つん這いにさせ、ずっと勃起を続けている長いペニスに唾液をまぶすと、由美の後方からお尻を抱え、ゆっくりと挿入していった。
『ああ…』
後背位で刺し貫かれた由美が、ベッド上に両手両膝を付いた姿勢でアゴをのけぞらせて悩ましげに頭を振った。
映像は、ちょうど真横から二人の全体像を捉えることになり、ベッドに這った由美の艶めかしく湾曲した背中から腰に掛けてのラインや突き出したお尻、さらには下向きになっても垂れない若々しい乳房までもがワンショットで眺められる。
お尻から抱く竹下の、痩せてはいるがよく引き締まった筋肉の躍動、さらに由美の性器に出入りするペニスの様子までもが観察出来るのだ。

僕はどちらかと言えば、こういうややロングで撮った単調な映像の方が好きだ。二人からはある程度距離もあり、落ち着いて全体を見回すことが出来る。さらに由美の漏らすあえぎ声や、二人の体が打ち当たって、『パンパン』と響く音もよく拾っていたので申し分が無い。
恍惚と画面を見つめながら、そこで僕はあることに気が付いた。
このアングルは、まさに部屋の隙間から情事を盗み見する視点ではないか?しかも自らは安全な位置に身を置き、現在は妻となった由美のあられもない姿を見て一人興奮して勃起させている。
先ほどまで演じられていたハメ撮りがあまり好きではないということは、情事の当事者になるより傍観者の視点の方が好きだということになりはしまいか?僕には覗き魔の資質があるのか?
由美がバックから犯される映像を見ながらしばし黙考する僕。
一連のDVDを観てかつて無いほどに興奮するのは、愛する妻が他の男に抱かれるのを見て歓ぶという暗い性癖を僕が持っていると言うことになる。この背徳的な状況に麻薬のように溺れ、毎晩のように過去の妻の映像を見ては興奮し、そして現在の妻を組み敷いてセックスするのだ。
(う~ん…)
思わぬ自分の姿に気付いて複雑な気持ちの僕だったが、とにかく今は映像に集中しよう。
(つづく)

にほんブログ村 にほんブログ村へ
2010.05.30 Sun l 背徳エッチへのお誘い l コメント (2) トラックバック (0) l top