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ゆきえが扉の隙間からジュンの股間に気を取られているうちに二人が急接近し、いよいよキスの体勢に入るのか…と思ったら、ジュンがなにやらグズグズしている。美帆を想定しての練習では気分が乗らないというのだ。
(ジュン君、ミホちゃんと言うより、奈緒ちゃんが相手だからその気になれないのでは?やはり初キッスは初恋の相手、つまり私とじゃないと…)
勝手にそんなストーリーを描いている間に、再び奈緒が素っ頓狂なことを言い出した。
「仕方ないわねえ。じゃあ、ゆきえにしなさい。私をゆきえだと思いなさい」
(奈緒ちゃんが私?って勘弁してよ!)
「じゃあ愛の告白から始めてみて」
ジュンもビックリしていたが、どうやら奈緒の命令は絶対のようだ。顎をしゃくられて、仕方なく顔を近づけて行った。
「…ゆきえちゃん…」
「ん?ジュン君どうしたの?」
(って、妙なモノマネ止めてくれる?!私、そんなブリッコじゃないし!)
と、怒っても、今更抗議に出て行くわけにもいかないのだ。
「ゆきえちゃん…好きです。子供の頃からずっと好きでした」
(ジュン君…私だって憎からず思ってたわ)
「あら嬉しい!私もジュン君のこと、可愛いって思ってたの」
室内と廊下の変則3P。なんだか話がややこしくなって来た。
「ホントに?じゃあ僕と付き合ってくれる?」
幼いながらもジュンの一途なまなざしに、廊下から覗いているゆきえの心も熱くなる。
(ジュン君…そういうことは直接言ってよね)
そうこうするうちに、ついにジュンが奈緒の腕に手をやり、視線を絡ませ合った。
「ジュン君…」
「…ゆきえちゃん」
「…」
ブチュ!
(あっ!マジキスしちゃったよ、この二人…)

キス自体は正面から唇を押しつける拙いものだった。
(私とケンちゃんの中2時代の方がはるかにテクニカルなキスをしていたわ)
そりゃそうだろう。当時のゆきえはすでにフェラチオにさえ熟練していたのだから。
「顔に角度を付けなきゃダメでしょ!今度は私が男役になったげるから、あんたがゆきえ役ね」
奈緒のレクチャーはなんとも慌ただしいが、むしろ奈緒の男役の方が堂々としていた。さすがはベテランである。
「ゆきえちゃん…ずっと好きだった」
「…私も」
やがて二人はしっかりと抱き合うと、大人のキスを交わした。
一度キスを解いた後、熱く見つめ合い再度接吻。たしかに『接吻』と呼ぶのがピッタリなキスだ。
「じゃあ…次はディープね」
(ディープって…奈緒ちゃんの声も甘く妖しくなっている。もしかしたらあそこを濡らしているのかも…)
そういうゆきえもすっかり濡らしてしまって、下半身をモジモジさせていたのだが…
(つづく)


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2012.02.25 Sat l ゆきえの冒険・高校生編 l コメント (2) l top