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『要は想像力よ…』と、言いたいところだけど、実は体位の移行中、『ねえ、ワンワンでして…』とか、『今日は横からしてみようか?』とか、『そのまま体を起こして、僕の首に腕を回して…』だとか、寝室の母たちが、かなりわかりやすいヒントをくれる。二人のエッチは意外にも饒舌だった。もちろん、年齢と経験の割にエッチに造詣の深い、耳年増な私の知識の勝利でもあるけどね。
そんなこんなで夜は更け、いよいよ二人はクライマックスに向かって炎のように邁進する。
『あっ、ダメッ!いや…いい!…』
ダメなのかいいのか、聞いてる方は混乱してしまうけど、理路整然としたピロートークなどありはしない。さらにベッドの軋みが大きくなって…
『あっ!イヤッ!イヤッ!やめて!』
全然イヤそうじゃないし、ホントに止めたら怒りそうだけど。
『ああ、美和さん!もうダメ!イクッ…イクッ!』
って、これは三浦さんの声。
『ああ、いい!イッて!あなた、イッて!』
後は二人の意味不明なうめき声が絡み合い、そしてついに壮大なオーガズム。
『う、うわ~!』
『うふ~ん!』
射精後、しばし緊張感を孕んだ沈黙があり、やがて弛緩。そこら辺の空気はドアの外から聞いていても、わかるものなのだ。
やがて三浦さんが、『ふ~っ』と長く深い息を吐くと、母はなぜかクスクス笑い始めたりして。その後は『よかった?』とか『うん、最高』とかの会話を交わしながら、チュッチュッとキスを交わす音。いわゆる後戯だ。
それを確認すると、私は物音を立てないよう注意深く廊下を歩いて自分の部屋へと戻るのだった。

ベッドに入って自分の股間に触れてみる。確認するまでもなく、そこは熱いお湯でぬるぬるな状態。液が溢れる感触は悪くはないが、パンツまで濡れるのはいただけない。
(いっそ、生理用ナプキンを付けて…)
とも思うけど、そこまでして盗み聞きと言うのも、いかがなものか?
私はひとりぶつくさ言いながらベッドに横になり、濡れた股間をティッシュで拭ったのだが、早くもそれだけで、快感が電流のようにビビッと走った。そして、そのまま定例のオナニーへと移行するのだ。
割れ目に沿って指を上下させながら、潤んだ穴の周りを優しく撫でる。
(気持ちいい。でも、オナニーではお母さんみたいな境地には、とても至れそうにないわ)
やはり本物のオーガズムを得るには、性器の接触以外のなにかが必要なのだろう。それは、愛するパートナー。セックスとは性器を使った魂の会話なのかもしれない。
私は、尖ったクリトリスをくりくりと刺激しながら、(男が欲しい…)と心から思う。でも、その欲望は母たちのエッチを盗み聞きして、熱が覚める前に自慰をしながら思うもの。
翌日、学校に行ってしまえば、『いつもクールな愛美ちゃん』に変身する。男子も一目置く、完璧主義の学級委員。『男が欲しい!』なんて、微塵も感じさせはしないのだ。
でも、夜、一人になれば、『オナニー大好き愛美ちゃん』だったりする。まあ、誰しも人には見せない顔があるものなのだ。
右手でおまんこ、左手でおっぱいを刺激しながら、母たちのエッチな声を頭の中で反芻してみる。
「ああ、一度でいいから見てみたい!」
小さな声でつぶやいてみたが、これはまさに心の叫び。やはり声だけでは物足りなくなってきているのだ。
(つづく)

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2012.10.26 Fri l 母と私とおじさんと+1 l コメント (4) l top