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1日に二度交わるなど、いつ以来のことだろうか。
やがて安らかな寝息を立て始めた妻の様子を伺いながら、僕はぼんやりと考えていた。
それにしても、妻はこの日二度目の性交の時にも『先輩』と叫んだのだが、それは僕にとっては驚きだった。
一度目は僕にそそのかされて思わず口走ってしまったと言い訳ができるが、二度目は明らかに確信犯。妻は夫に抱かれながら他の男のことを想い、そして絶頂に達することに背徳的な歓びを覚えてしまったのかもしれない。
でも、それでは僕の立つ瀬は?
そう考えると女の強欲さに肌に粟立つものを感じるが、否、この状況を望んで妻を誘導したのは他ならぬ僕自身なのだ。
なんのことはない、妻は僕を喜ばせようと迎合したに過ぎないのだ。
つらつらそんなことを考えているとなにやら可笑しくなってくる。
そんなことはどうでもいいではないか。
僕たち夫婦に性の歓びが戻ってきたのだ。以前よりはるかにグレードアップして。
明日の夜も妻を抱こう。
僕は静かに妻の額にキスをすると、満ち足りた眠りの世界へと落ちて行った。

それからは、まるで新婚時代に戻ったように密度濃く愛し合った。
そして行為は『谷田部と先輩』を演じることで、かつてない盛り上がりを見せることになる。
もともと照れ屋でもある僕は、ピロートークなどと言われるものは苦手で、妻と交わる時も終始無言。妻もそれに合わせたのか静かな喘ぎ声を漏らす程度。
思えば付き合い始めた頃の妻はけっこう大きな声を立て、クライマックスでは『イクッ!』と叫ぶのが常だった。それがいつしか僕に合わせたサイレンスセックスに変わっていた。
と言うことは、付き合い始めた頃の妻は、それまでの男(たぶん竹下)に合わせていたと言うことになる。そして僕と付き合い始めて今度は僕のスタイルに合わせたのだ。
それを意識しているかどうかは定かではないが、女とは無意識のうちに男に合わせて行くものなのかもしれない。
おいおい…男女同権を通り越して女性絶対優位時代が来ようとしている現代、そんなことを言うと吊し上げられるぞ。
妻の乳首を吸いながらそんなことを考えて、思わずクスッと笑ってしまった。
「…どうしたんですか?」
不審気な妻に、
「いや、由美はいい女だと思って…」
と誤魔化す。
「じゃあ、どうして笑うのですか?」
「まあいいじゃない。それより…僕のを口で」
妻は不満そうではあったが、素直に僕の下半身に顔を移して行った。

妻はフェラチオが好きな女だ。好きなと言うか苦にしないと言うか…
僕が制さなければいつまでも続けてくれる。
しかも愛液不足だった時でさえ、クンニリングスよりフェラチオの方がむしろ濡れるような女だった。
結婚前の性体験に乏しい僕には、妻と他の女性との比較はあまり出来ないのだが、それでも由美の口戯はレベルが高いと思う。
ポイントを得ているし唇と舌の使い方が絶妙で、いつも僕を陶然とさせる。
若い頃は我慢出来ずにそのまま口にこぼしてしまったことも一度ならずあった。
そしてそんな妻の技巧が昔の男に教え込まれたことは明白だった。
(つづく)
2010.05.01 Sat l 背徳エッチへのお誘い l コメント (2) トラックバック (0) l top

コメント

1日に2回って
なかなかできないですよ?。
完全に由美さんリミッターはずれちゃったんじゃ?。西崎さん由美さんと竹下のヤッてる所をのぞいたりしそうな気がして怖いわ。

でも日本って男女平等どころか女性に甘い社会だよねぇ。

次回 背徳エッチへのお誘い 第14話 谷田部由美の明日はどっちだ?
2010.05.01 Sat l 私の碇で沈みなさいっ!. URL l 編集
私の碇でさんへ^^
結婚して子供も出来ちゃうと1日2回はしないだろうね^^;
いつでもできるって意識がセッ○スレスを生むみたい。

強い女性がますます強くなる!
2010.05.03 Mon l スマイルジャック. URL l 編集

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