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やがて、ゆっくりと奈々子の中からチンコを抜くと…トロ~リと一筋、精液がこぼれ落ち、奈々子は素早くティッシュを自分の股間にあて、そして意外にもちょっとはにかみながら、
「お前、たいしたヤツだな。ナナちゃんをイカしちゃったよ。まったくビックリだね」
と、言ってくれた。
「ホント?エヘヘ、僕って才能あるのかなあ?」
「バ~カ、調子乗んなよ。たまたまだろ。でも…女は好きな男相手じゃないと気持ちよくならないって言うし…私、佑介のことが少しは好きなのかな?」
ドキッとすることを言ってくれる。僕はずっとずっと、奈々子のことが大好きだよ。
「あっ!歯形が付いてるじゃないか!お前、イク時、噛んだだろう!ホントに犬だなあ」
奈々子が二の腕を押えながら叫んでる。ホントだ。全然覚えてないや。

「ねえ奈々子、ホントにもう会ってくれないの?」
思い切って、一番気になってたことを聞いてみると、奈々子はちょっと寂しそうな表情で、
「何回も言わせるな。今日で最後だ」
と、答えた。
「…それは奈々子の借金のことや、ヤクザのことがあるから?」
「それだけじゃない。年下に興味が無いだけだ。だいたい頼りないんだよ、佑介は」
う~ん、一番きついことを言ってくれる。たしかに僕が、同級生の中でも頼りない部類なのは自覚しているのだが…
奈々子は体を起こすと、濡れた僕のチンコをタオルで優しく拭ってくれた。
「そうだな、佑介が30歳ぐらいになって、頼りがいのある一人前の男になったら私を迎えにきてくれよ」
「30歳って…そんなの先すぎるよ」
「もっともその頃にゃ、おとなしい堅気の嫁さんもらって、可愛い子供の一人もいるかもな」
奈々子は笑い、そして、『サービス』と言って、柔らかくなったチンコをパクッと口にくわえてくれた。
温かく柔らかな奈々子の口の中で、再び急速膨張に向かう僕のチンコは正直もの。
切なさと気持ちよさに泣きそうになった僕だけど、やがて奈々子はチュポンッと音を立てて半立ち状態のチンコを口から抜き、
「じゃあ一休みしてから二回戦な。もう一回感じさせてくれよ」
と言って、僕の体の上に優しくシーツを掛けてくれた。
「私はシャワーを浴びてくるから、お前は少し寝てろ」
奈々子はかつて僕に見せたことのないような優しい笑顔を見せると、バスタオルで胸を覆ってバスルームへと向かった。
僕はぼんやりと、裸の奈々子の後ろ姿を見送った。
華奢だけどキレイに浮き出た肩甲骨、よく締まった脇腹と形のいいお尻。そして細くて長くてしなやかな両脚。すべてが愛しい。
奈々子がバスルームに入ってしまうと、ほどなくセックスの心地よい疲れに誘われ、ついウトウトしてしまった僕は、奈々子の面影を脳裏に残しながら、寝入ってしまったのだった。

カチャリと、ドアが閉じる音の響きで、僕はいきなり現実世界に呼び戻された。
目覚めた瞬間、
(ああ、奈々子は行ってしまったんだな)
と直感した僕の心の中を、冷たい木枯らしが吹き抜ける。
絶望の思いでノロノロと体を起こすと、ベッド脇のガラステーブルの上に一万円札が1枚置かれているのに気付いた。
書き置きは無い。この1万円札でホテル代を払えということなのか。
急にひんやりと海の底のように寒々しく感じるラブホテルのベッドの上で、僕はがっくりとうなだれた。
こうして奈々子は僕の前から消えて行った。
(つづく)

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2011.06.01 Wed l ソープ嬢ナナちゃん l コメント (2) l top

コメント

そういえば
某優○○○み嬢も「相手の肩を噛んだり」するのが好きみたいですね(^^)。

去っていった奈々子、置き去りにされた主人公、主人公の行く先は?。

次回 ソープ嬢ナナちゃん 第46話 会えない辛さを噛み締めて生きろ! 主人公!
2011.06.01 Wed l 私の碇で沈みなさいっ!. URL l 編集
私の碇でさんへ^^
久しぶりの『予告編』をありがとう^^
相手を噛むのは、やはり野性の名残なのでしょうか?
2011.06.02 Thu l スマイルジャック. URL l 編集

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