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(お父さんとお母さん…エッチしてる!)
そう確信したとたん、私の膝がガクガクと震え出し、止まらなくなりました。
(どうしよう!このままじゃ廊下にいることがばれてしまう…)
私たちが立ち聞きしていることは、両親には知られたくない…
そんな私に気付いたのでしょう、ユリちゃんが私の手を引いてくれて、私たちは足音を立てないよう、懸命にユリちゃんの部屋に戻ったのでした。

二人は、ぺたんとお布団の上に座り込んで、しばらく茫然としていました。
生まれて初めて遭遇したショッキングな状況に、まだ心臓がドキドキし、体は小刻みに震えています。
「おばさんたち…やっぱりエッチしてたね」
ユリちゃんがそうささやきましたが、それには答えず、コロンとお布団の上に横になり、いまだ震え続けている膝をギュッと抱き締め、海老のような姿勢になりました。
「風邪ひくよ」
ユリちゃんが夏布団を掛けてくれましたが、今はそんな親切も疎ましい。
やがてユリちゃんが部屋の電灯を消し、本格的に眠る態勢になりました。
もちろん私の頭は異様に高ぶって、眠れそうにありません。
(お父さんとお母さんは、ホントに性交をしていたのだろうか?私に弟か妹が出来るのだろうか?)
そんなことをぼんやり考えていたのですが、しばらくしてユリちゃんの布団からため息のようなものが聞こえました。
ハッとして耳を澄ませると…
「ハアハア…」
と、秘めやかながら、さっき聞いたお母さんと同じような息遣いが始まっていました。
(ユリちゃん…アレをしている)
とっさにそう思いました。
昨日、お風呂でして見せたように、股の中心を指で擦っている?
しばらくその気配は続いていましたが、やがて、『フーッ』と、ひとつ大きな息を吐いてユリちゃんの動きは止まったようです。
そしてほどなく、ホントの寝息が聞こえてきました。
私はしばらくじっとしていました。
私もしてみようかと思いましたが、頭の中がボーっとなるぐらい疲れていて、結局いつの間にやら眠ってしまっていました。

翌朝、大家族での朝食。お父さんとお母さんは並んで座って、リラックスして食事をしています。なにやらお母さん、昨日までより楽しそう。
私は複雑な思いで二人をチラチラ見ていました。

食事の後、みんなで自動車に乗って、わさび農園へと観光に出掛けました。
その頃には私のモヤモヤも回復していて、ユリちゃんと仲良く遊んだ。
だって、この日が私たちの信州滞在最終日だったんだもん。
その後、一度ユリちゃんちに戻り、そして私たち家族はお父さんの運転で東京に戻ることになりました。
「ゆきえちゃん、元気でね」
「うん、ユリちゃんも」
「電話するね」
ちょっと切なくって、泣きそうになった。
(つづく)

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2010.07.06 Tue l ゆきえの冒険・小学生編 l コメント (4) トラックバック (0) l top

コメント

なんだかな~
親がヤッテる所を見た子供(特に女の子)ってなんかトラウマが残りそうで嫌なんだよなあ。
ところでユリちゃんってなんかキャラに奈緒ちゃん入ってる様な気がする・・・・。

ついに別れの時はくる、しかしまた会う人もいるはず!。

次回 ゆきえの冒険・小学生編 第6話 幼馴染との再会に喜べ! ゆきえ!

2010.07.06 Tue l 私の碇で沈みなさいっ!. URL l 編集
私の碇でさんへ^^
女子の方が案外ケロッとしてたりして^^;
たしかにユリちゃんと奈緒はかぶりますが、奈緒ほど奔放じゃない?
2010.07.08 Thu l スマイルジャック. URL l 編集
No title
俺の学校そうゆう人いない(泣)
2012.11.26 Mon l どら. URL l 編集
どらさんへ^^
普通、いないでしょうね^^;
2012.11.28 Wed l スマイルジャック. URL l 編集

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