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学生たちがお風呂に入った後、祐二ママに、
「あんたらもついでに入ってらっしゃい」
と言われ、祐二は大喜びで浴室に向かい、僕は(祐二ママと入りたかったのに…)と、不承不承それに続いた。
「君んちの別荘、スゴいな!」
ダイスケが頭を洗いながら、大きなバスルームに驚いている。
祐二のお父さんはサラリーマンだけど、いわゆる資産家らしく、自宅もとても豪勢なのだった。
体を洗いながら大学生たちのチンコを盗み見したけれど、やはり大人のチンコは迫力がある。
まさか母たちが裸で入って来ないだろうなと心配したけれど、さすがにそれは無かった。

お風呂の後はダイニングに移動し、大学生たちは母たちがこしらえた夕食に舌鼓を打つことになる。
「ずっと缶詰めやらレトルトばかりだったので…こんな美味しいご馳走を食べることが出来るなんて!」
ラザニアを貪りながら、ヒデが泣きそうな声をあげる。
(大げさなヤツめ!)
「あなたたちこそ、ひげを剃って男前が上がったわよ」
祐二ママもニコニコだ。
結局食事がワインになり、始めこそ子供たちの相手をしてくれていた学生たちも、徐々に母たちと馴れ馴れしく話し始め、そして夜は更けていった。
(まさか泊まっていくつもりでは…)
僕は妙にハラハラしたが、やがてヒデが、
「じゃあ、そろそろテントに戻ります」
と、告げた。
(おっ!えらいぞヒデ!)
「うちに泊まっていけばいいのに」
(祐二!よけいなことを言うな!)
「そういうわけにはいかない。それじゃあキャンプにならないしね」
「…でも、テントだと暑いでしょ?」
祐二ママが酔ってトロンとした瞳で言った。
「暑いし、虫は出るし…でも、僕らはそういうのが好きなんです」
「変わってるわねえ。でも、たまにはいいかも」
祐二ママがそう言うと、ダイスケが、
「じゃあ、今から見学に来てくださいよ」
とか言ってる。
「そうねえ、見せてもらおうかな…」
「うん、行こう行こう!」
踊るような祐二の声は、『何時だと思ってるの?子供はダメ!』と、却下されてしまった。
「じゃあ子供たちが心配だから、一人づつ見せてもらう?」
僕の母の声に、学生たちは『どうぞどうぞ』と大歓迎。結局、まずは祐二ママが若者たちとテント見学に向かい、僕と祐二は同じ寝室に寝かされるハメになった。
ツインルームのベッドに入っても、祐二はしきりと『僕もテントに行きたかったな』と愚痴っていたが、5分もしないうちに寝息をたて始めたが、僕は妙に胸騒ぎがして寝付けなかった。
(つづく)

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2010.07.23 Fri l 夏休み l コメント (6) トラックバック (0) l top

コメント

なるほど………
「一人ずつテントの中見せてもらう?」なんていって祐二ママはテントに行ったわけですね。さていよいよ祐二ママと大学生のカラミが始まるわけですね、楽しみです。
2010.07.23 Fri l 私の碇で沈みなさいっ!. URL l 編集
私の碇でさんへ^^
けっこう無理のある展開ですが、一人ずつ点と見学に行っちゃいました^^;
主人公の『僕』がどういう反応を見せるかですね^^
2010.07.23 Fri l スマイルジャック. URL l 編集
早く次が読みたい!
ド〇エモン タイムマシン貸して
2010.07.23 Fri l リキ. URL l 編集
テント♪
なるほど♪
大学生のテントで、 大学生がテントを張りつめて ママたちを待ってるわけですね~(笑)
一夏の 体験ですな~(*^^*)
2010.07.23 Fri l ろおりん. URL l 編集
リキさんへ^^
そこまで入れ込んで頂き、ありがとうございます<(_ _)>
なんとか期待に応えられるお話になればいいのですが・・・
2010.07.24 Sat l スマイルジャック. URL l 編集
ろうりんさんへ^^
おっ!久しぶりにろうりんさんらしいコメントが^^
夏はムズムズするんですよねえ^^;
いっつもテント張ってます^^
2010.07.24 Sat l スマイルジャック. URL l 編集

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