エッチなおはなし
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優雅で退屈な休暇 4
葉子は、旦那さんとはほとんどセックスレス状態だと言うけれど、実はそうでもないみたいだ。
一度、排尿の際に痛みを感じるようになり、尿が泡立ち始めた時があり、『これはもしかして…性病?』と焦ったけれど、数日で快方に向かってホッとしたことがある。
後日、葉子にこのことを話すと、やはり彼女にも同じ症状があったらしく、葉子は僕から変な病気を移されたと思い込んでいたらしい。
でも、僕は葉子以外の人とエッチしたことは無いと、自信を持って断言出来たので、逆に僕に問い詰められた葉子は黙り込んでしまった。
なんのことはない。おそらく旦那さんから葉子経由でなにかを感染させられたのだ。
夫婦とは、同じウイルスを共有する関係と言うけれど、何時の間にやら僕までそれを共有していたということになる。旦那さんに妙に親近感を覚えた瞬間だった。
僕と付き合いを始めてから、葉子が浮気をしたことは無いと確信している。
なぜ確信できるのかって?彼女は意外と単純にして初心、もし浮気をしたとすれば、僕は確実に見抜く自信があったから。
逆に言えば、僕との関係を旦那さんに見抜かれている危険もあるということだけど、付き合って15年も経つと言うのに、旦那さんから疑いの目を向けられたことは一度も無いと葉子は言い切った。
これに関してはよくわからない。僕と葉子は、相変わらず月に1~2度のペースで会ってはセックスを繰り返していたし、年に2~3回は泊りがけで小旅行にすら出掛けていた。もちろん葉子はキチンとアリバイを作ってはいたけれど、どうも危なっかしい。葉子は、仕事に関しては完全主義者だったのに、プライベートなことに関しては往々にしてガサツだった。
さらに、携帯電話を持つようになってからは1日2回の定時メールを義務付けられていて、葉子からはよく、女子高生のような愛の語らいを送ってよこして来たが、そんな状況でも何も気付かない旦那さんって…
よほど鈍感なのか、自分の奥さんに興味が無いのか、知っているのに見ぬふりをしているのか…
そんなことが気になった時期もあったけれど、最近はもう深く考えること止めることにした。
僕が悩んでも仕方が無い。だって僕が結婚しているわけじゃないからね。
単身者用のワンルームマンションを借りていた僕は、30歳になったのを機に中古の2DKのマンションを買った。
葉子の自宅から車で30分。学生時代から住んでいたワンルームに葉子を連れ込むのは憚られたけれど、これでラブホではなく、僕の自宅で二人の時間を楽しめるようになった。
ちょうどその頃、国産の大衆車も購入。これで僕らのデートのバリエーションは飛躍的に増えることになり、機動力もアップした。
ただ、葉子はセレブの割りに吝嗇なところがあり、特に僕がお金を使うことを極度に嫌がったので、最初はマンションも自家用車も買うことに反対した。
もっとも、喉元過ぎればすぐに慣れるもので、マンションと車は、すぐに僕たちの逢引きに無くてはならないツールとなっていた。
車を買ってから、僕らのデートは都心に向かうのではなく、関東近郊をドライブして、きれいな景色や季節の花を愛でるのがメインのコースとなっていた。
ある時、山中湖畔にある有名な日帰り温泉に僕が無理やり連れて行ったのだが、初めこそ嫌がっていた葉子が、その温泉をたいそう気に入ってしまい、その後のデートでは温泉巡りが重要なポイントになる。
初め彼女が温泉を嫌がったのは、風呂上がりのすっぴんの顔を僕に見られるのが嫌だったらしいが、女ってホント妙なことを気にする。デートの最後には、真っ裸で抱き合うことになるのにね。
彼女は、自分が結婚していることに負い目を感じるらしく、セックスの後、裸で抱き合っているような時に、涙を流すようになった。
どう考えても彼女のキャラに似合わないこんな行動は、出来れば止めてもらいたかったけど、まあそれは甘えの一種だと思って割り切るようにした。
なぜ彼女は泣くのだろうか?
「私がずっとあなたを拘束していては、あなたはいつまでたっても結婚出来ない。早く結婚しないと、子どもを作るタイミングも失ってしまう」
と、切なげに訴えるのだが、僕はそれを聞いて心の中で苦笑するしかなかった。だって、すでに僕は彼女以外の誰かと付き合うなんて、想像すらうまく出来ないようになっていたのだから。
(つづく)
2011.06.12 Sun
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優雅で退屈な休暇
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コメント (2)
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コメント
なんだか
葉子さんの言葉の意図がわかりませんねぇ。
さてはて葉子との関係はどう転ぶ?。
2011.06.12 Sun l 私の碇で沈みなさいっ!. URL l
編集
私の碇でさんへ^^
まあ、ポーズだけですね^^;
少しは後ろめたさがあるのかもしれません。
2011.06.14 Tue l スマイルジャック.
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