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私は、キャーキャー言いながらドンの手から逃れようとする。こんな戯れも久しぶりだ。
「ねえ、コンドームまだあるでんしょ?もう一回しようよ」
「うん。じゃあナオちゃん、僕のにキスしてよ」
「…イヤだ」
「どうして?」
「キムチ臭いもん」
「…こいつ!」
ドンはベッドの上で膝立ちすると、私の頭を両手で押さえ、無理矢理ペニスを顔に押しつけようとした。
四つん這いになった私の鼻先に、硬度は失ったものの、まだ長いままのドンのペニスが押し付けられる。
「イヤだ!噛んじゃうよ!」
「噛めるものなら噛んでみろ!」
やがて私の口の中に、ペニスが押し入って来たけど、もちろん私たちはふざけ合っているだけで、噛む気なんて無い。
精液独特の味が口内に広がり、鼻を鳴らして舌で戯れるうちに、柔らかかった海綿体に血液が充満し、たちまち温度と硬度が高まり、私の口をいっぱいにする。
しばらく口腔性交を続けるうちに、ドンのペニスは早くもフルチャージ状態に復活し、、
「どう?キムチ臭くないだろ?」
と、勝ち誇るように言ったので、私はペニスをくわえたまま、
「ヒムヒふはい(キムチ臭い)」
と答えてやった。ドンが慌てて、
「ワッ!口にくわえたまましゃべらないで!歯が当たる!」
と、悲鳴を上げた。
「あっへ、きひたのはドンらろ(だって聞いたのはドンだよ)」
「わかった、ゴメン!お願いだから黙ってして」
ドンが下手に出たので、今度は私の方が勝ち誇って、上目使いでドンの方を見ながらフェラを続け、ペニスを唾液でまぶしながらチューチューと吸ってやった。
こうして、2回目のセックスが始まった。
隣室からは、再び里美ちゃんの『く~ん、く~ん』という鳴き声が聞こえてきた。こちらに刺激されたのかな?ということは、私のあの声も聞こえたのかしら?まあ、いいけど。
豪華なマンションに二組のエッチな声が響き渡って…

翌朝、ドンと連れだってマークの高級マンションを出た私は、その日のうちに大阪に帰るというドンを東京駅まで見送りに行った。
「ねえ、今度はいつ東京に来るの?」
「う~ん、しばらく講義で忙しいのですが、また連絡しますよ」
外に出ると、再びドンの口調は丁寧になったけれど、そのわりに会話の中身はクールでそっけなく、私はちょっと焦った。
(天下の奈緒ちゃんを相手に、その冷静さは何?一夜限りのお遊びなんて許さないわよ!)
と、心の中で怒っていたけれど、それを行動に現わすのはプライドが許さない。私も、思いっきり素っ気なく、
「じゃあ元気でね」
と、自動改札の前で、あっさり別れてやった。ざまあみろ!
もちろん携帯ナンバーやメールアドレスは交換してたけどね。

「ねえ、ホントにこっちには来られないの?」
『ゴメンなさい。研究発表が近いし、それにゴールデンウイークには、どうしても韓国に戻らなければならない用事があるのです』
携帯で何度か話していても、ドンの妙な敬語口調にイライラさせられる。
でもそれは、ドンに会うことが出来ない自分の苛立ちだとわかっているから、それがさらに私の自尊心を傷付けるのだ。
「もう、日本に戻ってくるな!」
思わず私は、声を荒げていた。
(つづく)

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2011.08.15 Mon l 奈緒の冒険・なにわアクション編 l コメント (2) l top

コメント

なんだか
すっかりドン君と仲良くなっちゃいましたね、奈緒ちゃんは\(^^:;)。
前は出番が少なかったけど、今回はドン君の出番増えるんかな?。
2011.08.18 Thu l 私の碇で沈みなさいっ!. URL l 編集
私の碇でさんへ^^
今のところ、前作と同じように、ドンの活躍はプロローグ部分が中心ですが、またいきなり変わるかもね^^
2011.08.19 Fri l スマイルジャック. URL l 編集

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