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(ご挨拶だって言ってるし…これぐらいどうってことないわ)
私は無理やり自分に納得させようとしましたが、憧れの柴田君にキスをされ、心臓がバクバクと脈打って、その鼓動音が聞こえてきそうなくらい。
一方、柴田君は落ち着いたもので、短いキスを終えると何事もなかったようにニッコリ笑い、
「さあ、もう少し飲もう」
と、憎たらしいくらいにリラックスしています。
でも…なんて素敵な笑顔なんでしょう。

その後も、いろんな話をしながら柴田君は私の膝や太ももをさりげなくタッチし、『可愛い』とか『キレイだ』とか見え透いた甘い言葉を繰り返し、そしてタイミングを見計らってはキスをしてくるのです。私は決して積極的に受けることはしなかったけれど、何度もキスを受けるうちに、だんだん感覚がマヒしてきたみたい。もちろんお酒の影響もあるでしょうけど、人妻の身でこんなにも簡単に口付けされてしまっていいものなの?!
でも、何度めかのキスで、ヌメッとした舌の感触を感じた時にはさすがに怒りました。舌を使った時点で『ご挨拶キス』の名目は崩壊してしまいますからね。
思い切って柴田君の手を振りほどいて立ち上がると、
「そんな風にされると、私、帰らなきゃいけなくなる!」
と、厳しく抗議したのです。
「ごめん。もうしないから…お願いだから座って」
この期に及んでも柴田君は余裕綽々。優しくそう言われると、結局、再び柴田君の隣に座ることになるのですが…でもディープキスはマナー違反だと思います。

「柴田君、恵となんかあるの?」
「…えっ?」
「今日、恵は早く帰っちゃったけど、あなたと打ち合わせたんじゃないかしら?」
「ははは、それは考えすぎだよ。おそらく恵はホントにデートなんだと思うよ」
「…そうなのかなあ?」
「そうだよ。それに僕はそれほど策士じゃない」
そう言うと、柴田君は再び唇を求め、そして右手を胸に這わせてきました。
「ダメッ!」
私は柴田君の腕から逃れて立ち上がると、わざとらしく時計を見て、
「いけない!主人が帰ってくる時間だわ」
と、上ずった声を上げたのでした。時間は午後9時。実は正樹さんが帰宅するのはいつも11時を過ぎるのですが、これ以上ここにいると取り返し付かなくなってしまうかも。
「そうか…残念だけど仕方ないな。でも、また会えるよね?」
「…メールください」
送って行くと言う柴田君に、
「ここでいいです」
と、答えると、玄関先でもう一度キスを求められて…ドアの前に立ったまま、なす術もなく接吻を受けてしまう私。いつのまにか、キスは彼の既得権になってしまったようです。私はキスから逃れると、顔を伏せたままサヨナラも言わずにドアを出ました。
困ったことに、あそこから温かな液体が湧出しているのを感じて…私は慌てて股を擦りあわせるようにして、マンションを出たのでした。
(つづく)

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2012.08.21 Tue l 浮気の効能 l コメント (4) l top

コメント

No title
こんにちわー^^

私的にはキスをする段階で
一線をこえてる気が・・^^

朋子さん いまはまだ
ガードかためてるけど

つぎはあっさり崩れそう~(^o^;)
2012.08.22 Wed l 林檎. URL l 編集
あらら
やっぱりキスの段階でアソコが濡れてしまったんですね。まぁ次でやっちゃうのは目に見えてますな( ´艸`)。
2012.08.22 Wed l 大高忠敬@元私の碇で沈みなさいっ!. URL l 編集
林檎さんへ^^
いくら『ご挨拶キス』でも、どんどん歯止めが無くなって行きそうですね^^;
たしかに次は危ないです。
2012.08.23 Thu l スマイルジャック. URL l 編集
大高忠敬さんへ^^
柴田君のマンションを再訪してしまったらピンチですね。
そこまで愚かでは無いと信じたいのですが…
2012.08.23 Thu l スマイルジャック. URL l 編集

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