2ntブログ
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- -- l スポンサー広告 l top
この、あまりに急展開な両親の離婚劇に、当時高1だった私は、ただ茫然とするのみ。
流れとしては父について行くべきだとも思ったけど、コブ付きだと再婚が難しくなるという母の現実的な意見もあり、結局、母と三浦さんと一緒に暮らすことを選んだ。
お父さんが可哀想だとは思ったけれど、元々あまり会話のある父娘でもなかったし、一言で言って父は退屈な男だったので私は密かにホッとした。

さて、三浦さんが新居として購入した新築マンションに迎えられた母と私。そこは今まで暮らした中古マンションとは比較にならないほど広くて新しくて快適。見晴らしの良い洋室をあてがわれて私としては、ちゃっかり大満足。
三浦さんはとても礼儀正しい男性で、しかも女性に対する免疫が乏しいせいか、私と面と向かって話す時にも目を合わせられないほどの照れ屋さん。さらに、仕事が忙しくて毎日深夜になるまで帰宅しなかったので、私と母は何の気兼ねもなくのびのびと新しい生活を楽しんだ。
「お金の心配の無い生活って素晴らしい!」
ローンの支払いや私の学費の工面に、父の給料と自らのパートタイムの少ない収入で四苦八苦していた母は、あらためてお金の有り難みを実感したみたいだ。もちろん、母は三浦さんの経済力を目当てに結婚したわけじゃないにしろ、やはりお金は大事なのだ。
ちなみに、母は再婚後も結婚相談サービスのパートは辞めなかったが、フルタイムではなく、午後の4時間だけの勤務に変更していた。お父さんの再婚相手を探さなきゃならないからね。父の再婚については、いずれあらためて。

さて、晴天の霹靂のように新妻になった母だったが、新婚さんと同居する私は興味深くもあった。だって、新婚さんと言えばやっぱり…ですよね。
けっこう防音もしっかりしたマンションだったけど、さすがに夫婦の寝室の気配は察することが出来る。
そして、そこで気付いたのは、意外や二人の性欲の激しさだった。
一緒に暮らし始めた時の年齢、母が43歳、三浦さん41歳。父と3人暮らしの頃は、(うちの両親ったら本当にセックスをしているのかしら?)と、訝るくらいに気配の無かった良妻賢母型の母と、小娘の私との会話ですらあがってしまう純情オヤジの三浦さんの組み合わせ。そんな二人がエッチなことなど、するものなのか?
それがするのです。しかも、ほぼ毎晩…

初めて新しいマンションで寝た夜は、三浦さんも仕事がお休みで、3人で簡単なお祝いをしたのだが、私もちょっと緊張気味。慣れない部屋ということもあるけど、母たちにとっては記念すべき新婚初夜。エッチはすでに済ませてあるにせよ大切な夜に違いない。
私は、『今日は疲れたから早く寝る』と、早々に自分の部屋に引き上げた。あとはどうぞごゆっくり…との意思表示だ。
少し勉強をしてから早めにベッドに入ると、気配に耳を凝らした。
(初夜なんだからエッチするに違いない。出来ることなら声だけでも聞いてみたい)
私は興味津々にじっと時を待った。
やがて、バスルームを使う音が聞こえてきた。
(一緒にお風呂に入ったのかしら?)
いや、どうやら別々のようだ。
(一緒に入った方が効率的なのに…)
妙なことが気になったが、さりとて両親が一緒に入浴するのを目撃したこともなかったが。
(つづく)

にほんブログ村 にほんブログ村へ
2012.10.16 Tue l 母と私とおじさんと+1 l コメント (4) l top

コメント

なんだか
三浦さんとお母さんの年齢であんなに激しくまぐわうとは思いませんでした(笑)。主人公がまぐわってるのをのぞいてオ◎ニーするのはお約束かしらん?。

「お金は大事なのだ」ってのはわかるけどお父さんあっさり捨てられてるねー。

これからもこーゆー離婚増えそう。
2012.10.16 Tue l 大高忠敬. URL l 編集
No title
こんばんわー^^

愛があればいい・・ってよく言うけど
やっぱりお金って魅力なのかな~(^o^;)
人生たのしめるよね^^

でもすてられた?
父親はやっぱり
ちょっぴりかわいそうだね~(^_^;)
2012.10.16 Tue l 林檎. URL l 編集
大高忠敬さんへ^^
けっこうお母さんぐらいの年齢なら、やりたい盛りかもしれませんね。
三浦さんは、40を過ぎているとはいえ、禁欲生活が長かったから^^;
まあ、お父さんにもそのうちいいことがあるでしょう。
2012.10.18 Thu l スマイルジャック. URL l 編集
林檎さんへ^^
お母さんは、決してお金で再婚したわけじゃないんですけどね。
まあ、言い訳みたいなもんですけど^^;
40歳過ぎた青春の二人です^^
2012.10.18 Thu l スマイルジャック. URL l 編集

コメントの投稿