2ntブログ
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そんな僕が高一の夏休みの時の出来事です。
陸上部の練習から自転車で帰宅途中に、すごい夕立に遭遇してしまいました。
練習場として使っていた市営の競技場からは、自宅よりゆきえの家の方が近かったので、思い切って緊急避難で逃げ込むことにしました。
急いで自転車を飛ばしたのですが、それでも頭からバケツで水を浴びたようにビショビショ。
ゆきえ宅のチャイムを鳴らすと、出てきたゆきえのお母さんが驚いて、
「まあ、どうしたの?ほら、早く入って!」
と、中に招いてくれたのですが、とにかく水浸しで、このままでは廊下に上がることも出来ません。
「いいから、ここで脱いじゃいなさい」
僕としても玄関に立ちっ放しってわけにもいかず、その場でTシャツ、ジャージ、靴下を脱ぎ、パンツ一丁になりました。
白いブリーフが濡れて透けてしまっているかも…。まあ、そんなことを気にする余裕すら無かったのですが。
その場でタオルを借りて足を拭き、濡れた服を抱えて、おばさんにお風呂に案内してもらいました。
僕の前を歩きながら、おばさんが言いました。
「今日、ゆきえは親戚のうちに行ってるのよ。帰るのは夜になっちゃうけど…」
…そう言えば、そんなこと言ってたっけ?忘れてた。おばさんと二人と言うのは…ちょっと気まずいかな?まあ、夕立が止んだら早々においとましよう。
お風呂場に入ると、おばさんは勢いよくバスタブにお湯を入れ始めました。
「あの、シャワーだけで大丈夫です」
「ダメよ。体の芯が冷えちゃってるから、お湯にゆっくり浸からないと」
そう言うと、僕の手から濡れた服を受け取り、
「これはすぐに洗っちゃうわね」
と言って、脱衣所にある洗濯機に放り込んだのでした。
そうこうしているうちにバスタブにお湯がいっぱいに溜まりました。
「さあ、入りなさい。あっ、すぐに洗濯機を回すからパンツも脱いじゃって」
…脱いじゃってって言われても…
「あ、ゴメン。なんかケンちゃんのこと自分の息子みたいに錯覚しちゃって。私が見てちゃ恥ずかしいわよね」
おばさんは笑いながら脱衣所に出ると、
「じゃあ、後ろ向いてるから、脱いじゃって」
と、後ろ向きになり、手だけを差し出しました。
僕は慌ててパンツを脱ぎ、
「すみません」
と、濡れたパンツを手渡すと、急いでバスタブに飛び込んだのでした。

おばさんが、洗濯機を回し始めた音が聞こえてきます。
「ケンちゃん、痩せてるわねえ。練習がきつ過ぎるんじゃないの?」
「あ、はい。もともと痩せているのに、夏はさらに体重が落ちてしまうんです」
バスルームの曇りガラスの扉を隔てての会話です。
「うちのゆきえも太らない体質なのよね。おっぱいやお尻もなかなか大きくなってこないわねえ。まあ、これは遺伝か?」
なんて言いながら、おばさんが脱衣所で笑っています。
(つづく)

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2013.02.13 Wed l 想い出エッチ・高1編 l コメント (2) l top

コメント

考えてみると
巨◎むちむちと微◎スレンダーとどっちがいいんだろう?。

昔は巨NYU好きだったんだけど最近はつるぺたもいいかな?なんて思ったりします(笑)。

P.S おばさんとのカラミ楽しみ(笑)

そうそう、連続小説(リレーじゃないッス)書いたからみてください。

あと新しく入ったメンバーさんの小説も見てくださいな
2013.02.14 Thu l 大高忠敬. URL l 編集
大高忠敬さんへ^^
それぞれに魅力がありますね^^

次のお休みの日にでもお邪魔しますね^^
2013.02.17 Sun l スマイルジャック. URL l 編集

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