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「恵美さんも恵美さんよ。旦那さんがいるのに、まったく…」
う~ん、景子叔母のおっしゃる通り、たしかに不倫は褒められたものじゃありませんが、両親の行状を小さい頃から見てきた僕には、けっこうハードルが低かったのも事実。実際、うちの母の奔放な男関係を知ったりしたら、景子叔母は失神してしまうかもしれません。その話も、いずれお話する機会があるかもしれませんが。
まあ、そういう生真面目なところが景子叔母らしいところではあるのですが。

景子叔母は、僕と恵美さんのことでぷんぷん怒っていたので、僕はしばらくご機嫌取りに徹することにしました。
家事を手伝う、息子の英輔君の勉強を見てやる、旦那さんのお酒の相手に付き合う。さらに、買い物では運転手兼荷物運びを引き受けたりした成果か、景子叔母の心も徐々にほぐれてきたのです。元々、僕はそういうセンスに長けているのです。
さらに恵美さんから叔母さんに電話があり、
「仲直りのしるしに、2人でうちにご飯を食べにこない?」
との誘いがあって、週末、僕と景子叔母で、恵美さんのマンションを訪れることになりました。

恵美さんの旦那さんは20歳以上年上の大手商社の創業者兼社長さん。しょっちゅう全国の支店を飛び回って前線督戦しているらしく、その夜は不在でした。
旦那さんは再婚ですが恵美さんは初婚で、子供は無いそうです。
「景子さん、ゴメンなあ。この子、妙に色っぽいところがあるもんやから、つい…」
口先で弁解する恵美さんでしたが、悪びれたところは微塵もありません。
景子叔母は、あまりこの話題には触れたくないみたいで、さっそくテーブルのセッティングなどを手伝っています。
僕はと言えば、恵美さんとホテルに行って以来、約1週間女性と接していないせいか、恵美さんの、ちょっとハスキーな声を聞くだけで勃起を催すような状態。会った直後は疎ましく感じた大阪弁すらも、今では色っぽく感じてしまって…
でも、今回の食事会では何も出来ないとあきらめていました。いくらなんでも叔母さんがいる席で、恵美さんを口説いたり出来ませんからね。そう思うでしょ?

恵美さんの住むマンションは、市営地下鉄江坂駅のすぐそばにありました。旦那さんは宝塚に大きな屋敷を所有しているとのことですが、こちらの方が仕事の移動には便利なのでしょう。
僕らが訪れたのは夕方で、さっそく恵美さんの手料理でもてなされました。
食事は高級食材を使った豪勢なもので、僕は旺盛な食欲で美味しい料理を平らげて行きました。景子叔母と恵美さんは昔話に花を咲かせ、僕は気を効かせて二人のためにワインを注いだりと、ホストとしての役割も忘れません。これも僕の才能のひとつなのです。
お酒が進んでくるとさらに座が和み、恵美さんの話題はついついエッチネタへと移って行きます。
「それにしてもこの子、若いのにアレが上手なのよね。私、メロメロにされちゃったわよ」
「そんな…僕はリードしてもらっただけです」
純情ぶる僕に、景子叔母がちょっと厳しい表情。
「純一は東京に彼女がいるんでしょ?」
「いや、いません。まあ、可哀想に思って一緒に寝てくれる子はいますけど」
それを聞いた恵美さんが、
「きゃ~、厭味なこという子やわ。日本中のモテない男の反感を買ったわね」
などと、笑っています。
「純ちゃん、知ってる?景子叔母さんは、38年も生きてきて、旦那さんしか男を知らへんのよ」
いきなり恵美さんにすっぱ抜かれた景子叔母が焦り、そして逆ギレしました。
(つづく)

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2013.09.07 Sat l 素敵な叔母さん・大阪編 l コメント (4) l top

コメント

うっわ~^^;
いきなり爆弾発言ですなぁ。
恵美さん、いきなり景子さんのトップシークレットを暴露するとはwwwww。

さてさて、どういうふうに変わるか楽しみ~。
2013.09.10 Tue l 大高忠敬. URL l 編集
No title
江坂は阪急ではありませんよ
2013.09.10 Tue l . URL l 編集
大高忠敬さんへ^^
恵美さんには、景子さんに誇りたい気持ちもあったのかもしれませんね。
引きずり込もうとしているのかもしれません^^;
2013.09.11 Wed l スマイルジャック. URL l 編集
名無しさんへ^^
そっか~、江坂は市営地下鉄でしたね。
どうもありがとうございます<(_ _)>
修正しておきますね。
これからもヨロシク(^。^)ノ
2013.09.11 Wed l スマイルジャック. URL l 編集

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