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「さあ、片付けるから手伝ってちょうだい」
話を逸らすように景子叔母が立ち上がりました。
「はいはい」
僕が、コーヒーカップやサーバーをキッチンに運び、景子叔母が手早く洗い始めます。僕も及ばずながらお手伝い。
「手際がいいわね」
「大阪で鍛えられましたから。こうやってシンクに並んで水仕事とかしていると、なんか夫婦みたいですね。こういうの憧れます」
叔母さんが、吹き出しました。
「いくらなんでも歳が離れ過ぎよ」
「いえいえ、僕らぐらいの年齢差の夫婦なんて世間にはざらにいるはずですよ」
そんな軽口を交わしながら、叔母さんが食器を洗い僕が拭く。
「叔母さん、結婚式が終わったら、すぐに帰らないといけないの?」
「そう。今回は一泊二日しか予定が取れなくて…」
「う~ん、残念…久しぶりに山中湖の別荘に一緒に行きたかったのに…」
「もう富士山は雪で真っ白でしょうね。行きたいけど、それはまたの機会に…」
片付けるのはコーヒーセットだけだから、すぐに片付いてしまいました。
「叔母さん、疲れたでしょ?お風呂に入ってくださいよ」
「そうね。恵美さんちのお風呂も大きかったけど、このうちのお風呂は格別だものね。ねえ、純ちゃんも一緒に入る?」
「えっ?」
絶句した僕の顔を見て、叔母さんが笑っています。
「冗談に決まってるでしょ」
「人が悪いなあ。でも、大阪では一緒に入ってくれたじゃないですか。今日もお願いしますよ」
期待していなかっただけに、たとえ冗談でも景子叔母の口から言われると、欲望に火が付いてしまう。口を尖らせてお願いする僕を可笑しそうに見ながら、
「わかったわよ。一緒に入ってあげるわ。これが最後よ」
と、言ってくれたのでした。
「ホントですか?!じゃあ僕、先に入って湯加減を見ておきます。きっと来て下さいよ!」
目を輝かせる僕を、景子叔母は呆れたような笑顔。
僕は、そそくさと浴室に向かうと、さっそく裸になって、お湯をたたえる湯船に飛び込みました。
ワクワクしながら待つこと5分、やがて脱衣室に叔母さんが現れる気配。
そして間もなく、なんのためらいも無しに全裸になった景子叔母が浴室へと入って来たのです。
僕は浴槽に浸かりながら目を見張りました。
叔母さんは、胸も股間も隠す気配も無く、堂々と現れると、手早く体を流して僕が浸かっている浴槽へと脚を入れたのです。
その瞬間、あそこが見えそうになって、反射的に目を逸らしてしまいました。意外とヘタれな僕でした。
「ここのお風呂も久しぶり。いいお湯加減だわ」
大人が4人ほども入れる浴槽に胸まで身を沈めながら、叔母さんは気持ちよさそうに目を細めています。
(つづく)

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2013.11.15 Fri l 素敵な叔母さん・東京編 l コメント (1) l top

コメント

いいなぁ
景子さんとお風呂入るんだぁ~、主人公がウラヤマしいです。

主人公鍛えられてますね。
2013.11.15 Fri l 大高忠敬. URL l 編集

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