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作者より
単独の物語としてもお楽しみいただけますが、過去のおはなしを読んでいただければさらに面白い!(?)
想い出エッチ小学生編
想い出エッチ中学生編・奈緒
ついでに
ゆきえの冒険・小学生編
ゆきえの冒険・中学生編


「ゆきえとセックスしたい!」
僕の意志を恋人のゆきえに伝えたのは、2学期が始まってすぐのこと。僕たちは中学2年生でした。
この夏休み、幼なじみの同級生で、ゆきえの親友でもある奈緒と初めてのセックスを経験してしまいましたが、これはあくまでもゆきえとエッチするための予行演習。僕はゆきえと、そして奈緒は高橋先輩とエッチするための練習台として、お互いの体を利用したのです。いわば夏休み短期集中型エッチ体験講座として割り切っていました。
そして奈緒との初体験を終え(おまけにその後も関係を持ってしまった!)、エッチにある程度の自信を持てたこともあり、ついにこの日、強い気持ちを持ってゆきえに意思を示したわけです。
告白したのは夏の名残が残る、夕焼けがきれいな公園のベンチ。
予想通り、ゆきえはうさぎのようにおびえた目になりましたが、もう僕だって後には引けない。だって、ゆきえと早く結ばれないと、奈緒の体にいつまでもズルズル溺れてしまいそうで…
「1年前よりお互い体も心も大人になったし、もうセックスしてもいい頃だと思うんだ」
僕の声は緊張で微妙に裏返っています。
「…」
ゆきえはしばし無言。実は中一の秋にも一度二人でセックスを試したことがあったのですが、その時はゆきえがあまりにも痛がるものだから途中で断念した苦い思い出があるのです。
「もちろん前と同じように、ゆきえがガマン出来なくなったら中止する。だから次の土曜の午後…」
土曜の午後は、うちの両親がお出掛けすることがわかっていました。
「わかった。ケンちゃんに全部任せる」
「…うん」
思わずゆきえを抱き締めてキスしたくなったけれど、まだ人の多い時間帯でもあり、仕方なく手を握り合い、顔を見つめ合うことでガマンしました。すでにゆきえの瞳はウルウルの状態。僕はそんなゆきえを落ち着かせるために、何度もうなづいて見せたのでした。

その夜、ゆきえに決意を伝えたことを、さっそく奈緒に電話で報告しました。
『いよいよ、ゆきえを女にするのね。頑張れケンイチ!』
エールをもらって思わず照れちゃいましたが、続けて奈緒が意味深なセリフを吐きました。
『ケンちゃんとゆきえがうまくいってくれないと、身を退いた私の立つ瀬が無いもんね』
なんとも古風な言い回しですが、『身を退いた』って言われると、なにやら僕と奈緒が付き合っていたようなニュアンスです。僕らはただエッチをしただけなのに…
『ゆきえを優しく女にしてあげるのよ。泣かせたりしたら承知しないんだから!』
「う、うん…」
って、奈緒にお説教をされる筋合いでも無いと思うのですが…

さて、運命の土曜日(大げさな表現ですが、当時の僕たちとすれば、まさしくその土曜日は運命的な日でした)、僕の両親が揃って出掛けて不在となった午後、僕とゆきえは仲良く学校から帰宅し(この日は二人とも午前中はクラブ活動に参加していた)、まず、キッチンで二人並んで買ってきたコンビニのお弁当を食べました。こういうシチュエーションは、なんか夫婦になったみたいで照れるけど嬉しいものです。
でも、さすがにこの日のゆきえは緊張していました。
セックスの前に、一緒にシャワーを浴びようと誘ったけれど、『今日は一人で入りたいから…』と、断られてしまいました。いろいろ気持ちの準備をしたかったのでしょう。
僕はベッドを直したり、自販機で買ったコンドームを確認したりしていたけれど、やっぱり緊張感からか落ち着きません。意味も無く廊下に出て、ゆきえがシャワーを浴びているお風呂場の外から中を伺い、ドアの下の隙間から中を覗こうとして、『僕はいったい何をしているんだ?!』と、自分で呆れたりしていました。
(つづく)

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2011.02.19 Sat l 想い出エッチ中学生編・ゆきえ l コメント (2) トラックバック (0) l top

コメント

ついに
主人公とゆきえが結ばれる日がくるんですねぇ~。
しかしまぁ、奈緒ちゃんも主人公とゆきえの初体験を応援するなんて奇妙な話ですな。

まぁ、初体験がどうなるか楽しみ

ゆきえは風呂場の中で初体験についてあれこれ考えてしまう……。

次回 想い出エッチ中学生編・ゆきえ 第2話 初体験ゆえのとまどいがゆきえを襲う!
2011.02.19 Sat l 私の碇で沈みなさいっ!. URL l 編集
私の碇でさんへ^^
おっ!久しぶりに碇でさんの予告編が^^
まったくこの3人の心情は理解不能かもしれませんね^^;
2011.02.19 Sat l スマイルジャック. URL l 編集

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