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「多勢に無勢で可愛そうでしたからね」
ドンが、苦笑まじりに答えた。
「あら、韓国人に同情されるとは思わなかったわ。私ひとりでも、やつらをやり込められたのに」
「あなたは自身過剰ですねえ。思うに、草食系とか言って日本の男が情けないから、君みたいな過激な女性が生まれるのでしょうか?」
「なによエラそうに!あんたこそ、日本の女とエッチしたい一心で、主義主張を曲げられるタイプでしょ!」
「…まったく、酒癖の悪い子だ」
なんか余裕で交わされてるみたいで少し悔しい。でも、そういうのも決して悪い気分じゃなかった。
そのうち、目の前の里美ちゃんとマークが、熱いディープキスを始めてしまって…
「ちょっとちょっと、ここで始める気?」
私の声に、マークはニッと笑い、里美ちゃんはさすがに照れ臭そうだったけど、やがて二人は抱き合ったまま立ち上がったので、私の視線は思わずズボンを盛り上げるマークの股間に向かってしまう。身長同様、あそこもかなり長そうだ。
「私たちはマークの寝室で寝るから、あなたたちはゲスト用のベッドルームを使って」
マークに腰を抱かれながら、里美ちゃんが告げた。
「なに?私とドンは今日、会ったばかりなのに一緒に寝かす気?」
「ベッドはふたつあるから別々に寝ればいいよ。ドン、一応これ渡しとく」
マークがなにやらドンに手渡したけど、チラッと見た感じでは、たぶんコンドーム。
そして里美ちゃんたちは、もつれあうように寝室へと向かった。

「じゃあ、もう遅いし、僕らも寝室に行きましょうか?」
「…うん」
ゲストルームはシックだけど広々としていた。
セミダブルのベッドがふたつ、茶色のベッドカバーを掛けられて、仲良く並んでいる。
ドンが、そのうちの一つのベッドのカバーとシーツを剥いでくれたので、私は酔っ払ったふりをして、そこにドサッと身を投げた。
内心ドキドキしながら、次の動きを待ったけど、
「僕はシャワーを借りてきます」
と、さっさと出て行ってしまった。
落ち着きすぎだろ、ヨン・ドンギュン!

ドンが、シャワーから戻ってきた時も、私は服を着たままベッドで寝たふりをしていたのだけど、ドンがもう一つのベッドに入りそうになったので、
「ねえ、私と一緒に寝たくないの?」
と、思わず焦れた声を掛けてしまった。なんか甘えるような声色になってしまって、自分でもビックリ。
「一緒に寝たいけど…ナオちゃんがOKしないと思って」
ズボンにアンダーシャツ姿になっていたドンは、ちょっと驚いた眼で、私の方を見つめた。
「なんにもしないって約束するんだったら、こっちに来てもいいけど」
ドンは、ちょっとはにかむような笑顔を浮かべると、私の寝ているベッドに歩み寄り、シーツをめくって体を入れて来た。そして優しく私を抱き寄せると、チュッと音を立てて唇にキスをしたのだった。
「…なんにもしないって言ったのに…」
「ゴメン…ナオちゃんがとても可愛いから、つい…」
私はちょっと拗ねたように、ドンの胸に顔を擦り付けたちょうどその時、隣室から里美ちゃんの声が聞こえてきた。セックスが始まったみたいだ。

私は、ドンの胸に顔を寄せたまま、静かに里美ちゃんのあえぎ声を聞いていた。
それにしても里美ちゃん…声が大きすぎる。
「あん、あん、あん…」
と、子犬が泣くような声で聞こえ始めた里美ちゃんのあえぎ声だけど、盛り上がるに連れ、『あっ!あっ!あっ!』になり、最後には『キャー、キャー』と、悲鳴みたいにな大声になって、私とドンは思わず顔を見合わせ失笑した。
やがてセックス曲線の谷間に入ったのか、『く~ん、く~ん』って鼻に掛かるような声に変わったけど、これも子犬みたいでなんだか可愛い。
こんど真似してみようかな。『く~ん、く~ん』
(つづく)

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2011.08.12 Fri l 奈緒の冒険・なにわアクション編 l コメント (2) l top

コメント

なるほど(^^)
確かに一見可愛い感じの女の子がすごいあえぎ声すると引きますからね(^^;)。
それにしてもあえぎ声も色々あって面白いです。
2011.08.13 Sat l 私の碇で沈みなさいっ!. URL l 編集
私の碇でさんへ^^
あえぎ声も十人十色でしょうけど、里美ちゃんは、一人でいろんなバージョンがあるようです^^;
2011.08.14 Sun l スマイルジャック. URL l 編集

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