2ntブログ
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- -- l スポンサー広告 l top
特筆すべきは、一平と別れた相手女性は、その後、必ずと言っていいほど成功者となったことだ。
アイドル出身のタレント北原舞は、一平と結婚寸前とまで噂されながらも結局別れることになってしまい、そして別離の直後に出演した映画での演技が内外で評価され、それをきっかけに今や押しも押されぬ日本のトップ女優として君臨している。
美人スキー選手として高い人気を誇った谷口由美も、一時は一平と熱々ラブラブな関係だったが、一平と別れた後、さらに競技に集中、精進し、3度目のオリンピック、30歳にして、ついに念願の金メダルを獲得し、国民栄誉賞を贈られた。
芸人仲間だった早稲田あんりもまた、一時は一平と同棲までしていた仲だったが、一平と別れた後、一念発起してファッション関係の会社を起ち上げ、今や年商200億のカリスマ女性経営者として世界を股に掛けた活躍をしている。
人々は、そんな一平を『あげまん』ならぬ『あげちん』と持て囃し、そんな魔力にあやかろうと有象無象の女たちが群がって来たが、もちろん、そんな無粋な女たちは適当にはぐらかしながら、また新たな恋に邁進する一平だった。

あまりにも女性にもてる一平に対するやっかみもあるのだろう。夕刊紙や週刊誌がたまにひどい記事を書いた。
いわく、一平が番組で共演した女子高生に手を出して妊娠させた。グラドル3人と一緒にホテルにしけこんで、複数遊びを楽しんだ等々…
だが、一平をよく知る女性たちは知っていた。一平は決して未成年の女の子には手を出さなかったことを。
スーパーアイドルと呼ばれた当時17歳の宮園エリのステージママが、週刊誌上で『一平さん、エリを女にしてやって下さいな』と請願した時には、ファンもマスコミも大騒ぎになったが、当の一平はただ苦笑しながら逃げ回るのみ。結局、同じ週刊誌上に『エリちゃんが20歳になったら相談に乗りますよ』と書いて決着を着けた。
また、一平は意外な照れ性で、二人きりのエッチの際にも、部屋の灯りは暗くしないとダメなぐらいだったから、乱交パーティーなんてとんでもなかった。
だいたい一平は、セックスの際には徹底して女性に奉仕する性格だったから、複数遊びには無理があるのだ。
そして女性と付き合う前提として、彼は決して浮気はしなかった。

なぜ、一平が女性にモテるのか?
ナンバーワン芸人、またはキャスターとして、番組のキャスティングにまで力を持つ一平の実力は、もちろん魅力ではあったが、それ以上に一平の持つ包容力、癒し効果とでも言うべきものに、女たちは惹かれていったようだ。
厳しい芸能界の生き残り競争に晒される彼女たちにとって、一平の胸に抱かれることは一種のヒーリングだったのだ。
では、なぜ女たちは比較的短期間で一平の許から離れて行ってしまうのか?
一口では説明はしにくいが、傷付いた野生の雌豹が一平に抱かれて傷を癒し、さらに魅力を増して再び狩りへと旅立って行く…とでも言おうか。そして、一平は巣立つ女たちを決して引き止めることはなく、暖かく見送ってやった。
一平との別れを、女たちは『卒業』という言葉で表現したが、たとえ短期間であろうとも、一平と付き合った事実は彼女たちの誇りであり、この世界でのステータスともなった。

一平のセックスは極めてノーマルで、なんら特殊な技巧を使うわけでもなかったが、それでもパートナーを深いエクスタシーに導くことが出来た。
これは、一平自身もよくわからない特殊技能とでも呼ぶべきものだったが、一平と交わった女たちは、誰もが満足を通り越して感動を感じた。
その謎を解く鍵は、やはり心の通じ合うセックスだったからかもしれない。
一平はひたすらパートナーを案じて愛撫し、挿入し、優しく動いてキチンと彼女たちを絶頂へと導いてやった。一平によって、生まれて初めて『イク』ことを知った女は数知れない。
『ああ…こんなの初めてよ』
中にはセックスをしながら泣き出す女もいた。
一平は、ひたすら真面目にセックスに取り組み、自分より相手の気持ちよさを追及し、それが結局、自分自身の満足にもつながるのだった。
(つづく)

にほんブログ村 にほんブログ村へ
2011.09.17 Sat l 燃えろ一平!プロローグ編 l コメント (0) l top

コメント

コメントの投稿