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翌週の水曜日、僕はゆきえが所属するオーケストラ部の練習場を密かに覗き、ゆきえが真剣な表情でクラリネットを吹いていることを確認しました。
オーケストラ部も公演が近いので、練習に熱が入っているらしく、この分なら午後6時より前に、ゆきえが帰宅することはなさそうです。
僕は、自転車を飛ばしてゆきえの家へと向かいました。
陸上部の練習はサボり。都大会も迫っていたけど、どうせ僕のタイムではインターハイは絶望的だし、それなら、ゆきえママに慰めてもらった方が、はるかに建設的というものです。一応、早朝に自主練しましたしね。

ゆきえママは、僕の顔を見ると、笑顔で、
「あら、来たの?」
と、迎えてくれました。
「はい。1カ月ぶりに、おばさんに会いたくなって…」
恥ずかしそうにそう告げると、ゆきえママは仕方ないわねえって表情を作って、僕をリビングに招き入れてくれました。
さっそくケーキと紅茶のセットを用意してくれた上品なゆきえのお母さんは、僕と向かい合わせの席に座り、
「最近、ゆきえとはどうなの?」
と、聞いてきました。娘とボーイフレンドのことだから興味津々なのは当然と言えるでしょう。
「はい、いつも通りです。お互い部活が忙しいけど、土曜や日曜には一緒に映画に行ったりしています」
ゆきえのお母さんは、マジで僕とゆきえの仲はプラトニックだと信じているのです。
元々ゆきえはおぼこい方だし、僕も一見は気弱でおとなしい優等生タイプ。ゆきえママに限らず、僕とゆきえが一緒に街を歩いていても、エッチな想像なんて誰もしないみたいです。
ところがどっこい!若い二人はエッチのお勉強に励み、幼いゆきえも、すでにオーガズムを得るまでに成熟していたのです。
「キスぐらいした?」
「いえ…まだ」
恥ずかしそうに頭をかく僕もたいしたウソつき。でも、ゆきえママはその答えに満足そうに笑うのでした。
「そう。でも焦ることはないから。あなたたちに時間はたっぷりあるんだもの」
「あ、はい。それで、あの…今日もお願い出来ますか?」
肝心なところです。このために僕は、危ない橋を渡ってここまでに来たのですから。
「ん?ああ…あれね?どうしようかな?あなたは将来、私の息子になるかもしれない人なのに…」
いつも繰り返される、儀式のようなためらい。
「お願いします!いつもは一人でするのですが、どうしてもおばさんにしてもらうことばかり考えてしまうんです」
ゆきえママは呆れたような、でも少し嬉しそうな微笑を浮かべ、
「仕方無いわねえ。あまり期待されても困るのだけど…でも、今のうちだけのボランティアと考えてね」
と、釘を刺しました。
「はい、わかっています。無理を言って、おばさんを困らせるようなことは決してしません」
(つづく)

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2013.05.22 Wed l 想い出エッチ・高二編 l コメント (2) l top

コメント

やっぱさぁ
イメージって大事だよねぇ、だってさぁこれがゆきえがズベ公で主人公がDQNイメージだったらゆきえママン信用してくんないよ。

一見優等生で中身はイケイケが一番いいよねぇwww。
2013.05.24 Fri l 大高忠敬. URL l 編集
やっぱさぁ
イメージって大事だよねぇ、だってさぁこれがゆきえがズBE公で主人公がDQNイメージだったらゆきえママン信用してくんないよ。

一見優等生で中身はイケイケが一番いいよねぇwww。
2013.05.24 Fri l 大高忠敬. URL l 編集

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