エッチなおはなし
エロは地球を救う!モーツァルトのような無垢なエロを書きたい・・・
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背徳エッチへのお誘い 6
由美はうちで働くようになっても仕事が終われば毎日まっすぐに病院に向かったが、そのうち僕が車で送り届けるのが習慣となった。
由美は固辞したが僕が無理やりにでもそうしたかったのだ。
そのうち由美も父親のことをぽつぽつと話すようになった。
由美の父親は末期の肺癌で、半年もつかどうかと医師に宣告されていた。長年石工として、石を削って粉を吸った影響だろうと由美は言った。
母親は早いうちに亡くしていて、小学生の時から父一人娘一人で暮らして来たのだと言う。
そのうち僕も病室まで同行するようになり、由美の父親を恐縮させた。
若い頃はヤンチャだったという父親も、長患いで萎びたような印象だった。
帰りも車で由美を住まいである郊外の県営住宅まで送り届けるのが日課となり、そしてある日、小さく狭い由美の自宅に招き入れられ、そこで初めて肉体関係を持った。
その頃には僕はすでに、由美との結婚を考えていた。
と言うか、由美以外を妻にすることを考えられないまでになっていた。
由美の父親を見舞い、由美が席を外した時を見計らって由美の父に、『由美さんと結婚したい』と告げたが、すでに癌がリンパから脳に転移して惚けが始まっていた父親は、楽しそうにニコニコ笑うだけだった。
由美の父が亡くなった。
葬儀の手伝いをしたいと申し出たが、由美からは丁重に断られ、ごく身内だけのささやかな葬儀となった。
由美は葬儀後すぐに仕事に戻り、そして四十九日法要が終わった翌日、僕は由美にプロポーズした。
「どうして私なんでしょうか?」
由美は戸惑っていたが、僕は、
「君以外には考えられない!」
と、なかば哀願するようにまくし立て、由美は躊躇したあげく、ついに求婚を受け入れてくれた。
思えば僕と付き合い始めて由美は戸惑いの連続であったろうが、僕は由美を手に入れたことで有頂天だった。
案の定、母には強く反対されたものの、父が認めてくれたので最終的には渋々折れた。
結婚した時は僕が26歳、由美は22歳だったが、それからはあっという間に時が過ぎ去った。
翌年には早くも長女の薫が生まれ、その二年後には長男の正明誕生。そしてそれを見届けるように父が脳溢血で倒れ、意識を取り戻すことなく逝ってしまい、僕は30歳を前に会社を引き継ぐことになった。
社長就任は不安だらけだったが、父のコネクションは生きていたし、無借金経営を社是としていたこともあって頼りない僕でもなんとか舵取りが出来た。
母からは『古くからの従業員のためにもあんたが頑張らなくては』とハッパを掛けられ、僕は僕で経営が行き詰まることがあれば無理をせずに工場を畳んで、跡地に学生向けマンションでも建てればいいやと気楽に考えることにした。
幸い企業城下町の中でも古株のわが社は、巨大企業の重役からも目を掛けてもらっていたこともあり、厳しい経営環境の中、なんとか会社をやり繰りしてきた。
おとなしい妻が母にいびられるのではと心配したが、由美はなかなかに賢く、母とも時間を掛けていい関係を築いて行き、特に孫が出来て以降は、母はほとんどの家のことを由美に任せるまでになっていた。
そのように僕は十分に幸せだった。竹下たちからあの話を聞くまでは…
僕は酔った頭でそんなことをつらつら考えながら、いつの間にやら眠りに就いていた。
(つづく)
2010.04.23 Fri
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背徳エッチへのお誘い
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背徳エッチへのお誘い 7
目が覚めた時は日曜の朝9時を過ぎていた。
まだ昨夜の悪い酒が残っていたが、僕は洗面を済ませると妻が用意した朝食の食卓に付いた。
「かなり疲れているみたいよ。今日はゆっくりしてくださいね」
甲斐甲斐しく給仕をしながら妻はそう言った。
ほんのりバラ色の妻の頬を盗み見しながら、僕は昨夜聞いた竹下の話がまた信じられなくなっていた。
(もしかしたらなにかの間違いかもしれない)
朝の光の中、そんなことを考えながら湯気の立つ味噌汁をすする。
長女の薫は近所の友達とお絵かき教室。長男の正明は別棟の母の部屋でテレビを観ているらしい。
日曜の朝、僕に朝寝をさせるための妻の計らいだ。
孫息子に目が無い母をうまく利用するあたり、なかなかにしたたか。
「もう一回寝るわ。君も一緒に寝よう」
食事を終え、僕は昨夜から考えていたことを妻に告げた。
実は昨夜にでも妻を抱きたかったのだが、さすがに飲み過ぎていた。
妻は少し困った表情で、
「いろいろすることがありますから」
と、やんわりと拒んだものの、僕が、
「少しだけでいいから一緒に寝よう」
と重ねて要請すると、
「では後で…」
と言葉を濁し、僕は『待ってる』と言い残して寝室へと向かった。
僕はあらためてベッドに寝転ぶと、由美と初めて結ばれた夜のことを思い出していた。
まだ由美の父親が存命していた時のことで、毎晩のように病院への見舞いに付き合い、そのあと自宅まで送り届けていた。
いつもは県営住宅の入り口辺りで別れるのだが、その夜は由美の方から『上がってお茶でも…』と誘ってくれたのだ。
まだコタツの出ている季節だったが、僕たちはコタツに並んで座りながら意味なくテレビに視線を注いでお茶を飲んでいた。
僕はかなり緊張していたのだが、なにかの拍子にふと視線が絡み合い、由美が濡れたような瞳を逸らさなかったので、僕は誘いこまれるように由美の肩を抱くと、不器用に口付けていった。
僕の接吻は極めて稚拙で、口を吸いながら由美の乳房を不作法にもセーターの上から強く揉みしだいたりしたが、由美はなんの抵抗もしなかった。
やがて僕が由美の着ているものを脱がしはじめ、上半身がブラジャーだけの姿になった時、由美は初めて僕の手を制した。
断られるのかと思ったが、由美は静かに立ち上がると部屋の灯りを消し、再び僕の横に座るとしっかりと胸を合わせて抱き合ったのだった。
それからは夢中だった。
もともと僕はそれまで貧しい性体験しか持ち合わせていなかったので、興奮のあまりずいぶんと強引なセックスになってしまったが、由美は冷静で何時の間にやら僕を巧みにリードしていた。
僕は由美の口を吸い、乳首を含み、やがて由美の体の上に乗っかったのだが、ここでも由美の巧みな誘導により無事挿入を果たすことが出来た。
そして驚いたことに、挿入した瞬間、由美にいきなりスイッチが入り、それまで僕が経験したことのないアグレッシブな反応を見せ始めたのだった。
(つづく)
2010.04.24 Sat
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背徳エッチへのお誘い
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背徳エッチへのお誘い 8
経験の少ない僕でも、その反応が演技では無いことは理解出来た。
由美は激しくうねり、乱れ、声を上げ、そして泣いた。
隣の部屋で聞けば、それは哀しみに暮れて泣いているように聞こえる。そういう種類の泣き声だった。
僕は懸命に動き、混乱の中、突如の快感に痙攣し、由美は押し殺した声で『イクッ』と告げたのだった。
終わってみれば全てが由美のペースでことが運ばれたような気がした。由美はセックスに十分に熟練していたのだ。
もちろんそれが不満だったわけではなく、むしろ男の僕に恥をかかせない気配りに感謝したいぐらいだった。
僕は興奮のあまり避妊にすら気が回らなかったのだが、由美はそのあたりまで計算して、安全な日を選んで僕を誘ったのかもしれない。
世間一般では男は処女を好むと信じられているようだが、僕にはその心情が理解出来ない。大切なのは今現在の人格であって、過去ではない。年下の由美が僕よりはるかに大人なことを僕は祝福すらした。
後始末をした後、由美がコーヒーを淹れてくれて再びコタツに入って二人で飲んだ。
その時の安心感、安堵感、充実感。
僕はその時、この女と結婚したいと強く願ったのだった。
それ以降、僕は精神的にも肉体的にも由美にのめり込んだ。
毎晩でも由美を抱きたいと思ったがそうもいかず、由美の顔色を伺いながら週一ペースで由美の部屋で交わった。
僕のテンションはますます上がったが、由美は相変わらずに淡々としていた。
僕に抱かれるのはまるで親切に対する『お礼』と言わんばかりだったが、交われば激しく乱れた。
その肉体を開発した男がいることは間違いないと思ったが、さりとて今現在、僕以外の男がいるとも思えなかった。
やがて由美の父親が亡くなり、待ち兼ねるようにプロポーズをしたが、由美はかなり戸惑っていた。
口幅ったい言い方だが、由美からすれば玉の輿とでも言えるいい結婚話だと思うのだが、由美の逡巡は決して駆け引きではなく、もしかしたら忘れかねる男がいるのかと、僕を焦らせた。
それでもすでにボルテージが上がり切っていた僕は、重ねて強く結婚を迫り、ついに妻として由美を得ることが出来た。
何事にも消極的な僕があれほどの情熱を燃やしたのは、後にも先にも由美にプロポーズした頃だけだったかもしれない。
僕は母親の反対すらものともしなかったが、それでも由美はさほど喜んでいるようにも見えなかった。
結婚後すぐに子供を作ったのも、家族としての既成事実を築きたかったのかもしれない。
一刻でも早く、由美と本当の家族になりたかったのだ。
こうして結婚から6年の歳月が過ぎ去り、その頃の不安がウソのように、僕と由美の絆は強く深まっていた。少なくとも僕はそう思っていた。
15分ほどして妻が寝室に現れた。
僕は『脱いで入ってこいよ』と言いながらベッドにスペースを空けた。
「お疲れなんじゃないんですか?体に障りますよ」
妻は心配そうだったが、僕は思わず失笑した。
「おいおい、僕はそんな年じゃないぞ。それにもう二週間ぐらいご無沙汰だろ?」
「そうだけど…」
やがて由美は部屋着を脱ぐと、スリップ姿になって僕の横にすべりこんで来た。
僕は子供を二人産んで適度に肉付きの増した由美の体を抱き寄せた。
(つづく)
2010.04.25 Sun
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背徳エッチへのお誘い
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背徳エッチへのお誘い 9
あれほど執着した由美の体だったが、年月を経るに従い徐々に疎遠になっていった。
一人目を産み二人目を産み、さらに子供が成長するに連れ、どうも落ち着いて抱き合うことが出来なくなり、それに伴って回数も減っていったのだ。
セックスには感じ過ぎるほど敏感だった妻も、今では遠慮勝ちに快感を訴える程度。女性は子供を産むと性感が増すと言うけれど、妻の場合はどうも逆のようだ。
それでも、もともと僕は欲望の強いタイプでは無いし、性交が減ったことにさほどの不満は感じなかった。
思えば僕らは、結婚前後の1年ほどで一生分の性のエネルギーを燃やしてしまったのかもしれない。
夫婦の営みの回数は減ったけれど、僕と由美の絆はさらに強くなっていた。
誰かが『夫婦はセックスしなくなってからが本物だ』と言ったけれど、ある意味真理かもしれない。
母を含めた僕ら家族5人はしっかりと結ばれていたし、僕は幸せの絶頂すら感じていた。
それでも月に二度ほどは妻とまぐわう。
困ったことと言えば、最近妻の『濡れ』がかなり弱まってきていたことだった。
若い頃は『女とはこんなにも濡れるものなのか』と感心させられた妻の体も、ここ半年ほどは分泌量が減り、挿入の際に痛みを感じることすらあった。
妻もそんな自分の体に戸惑っている風だったので、一度妻に内緒でネット通販でローションを購入し、性交時に妻の体に使ってみたのだが、妻は明らかに気分を害した気配だったので、それ以降二度と使っていない。
そして僕は前戯を入念に行うことで愛液不足を補っていた。
が、そんなこともまた性交の回数が減る原因の一つだったのかもしれない。
僕は妻の口を吸い、ゆっくりと舌を絡めた。
『セックスはキスに始まりキスに終わる』
自分で作った格言を忠実に実行しながら、妻のスリップとショーツを取り去り、二人の子供を育てた乳房を吸い、やがて赤ん坊のおむつ交換のポーズで両脚を持ち上げ、その中心部に舌を伸ばした。
「ああ…」
由美の愛液不足を感じた頃から、クンニリングスは必ず行うようにしている。妻は『汚いから』と嫌がるが、僕は妻のそこの舌触りや味が嫌いではなかった。
やがて攻守を替えて妻のフェラチオが始まる。妻が口で奉仕されるより奉仕する方を好むこともあり、これはじっくりと時間を掛けて行われる。
僕は妻の柔らかな口腔粘膜の刺激に堪能し、心地よさに目を細める。歩き慣れた僕らの散策路だ。
その時、僕はふと思いついた言葉を妻に投げかけてみた。
「ねえ…由美の初体験はいつだったの?」
妻はペニスから口を離すと、
「なんですか?いきなり」
と驚いたような表情を作った。
「いや…まだ聞いてなかったと思って」
「…忘れました」
妻はそう言って再びペニスをくわえたが、こうなればもう僕の方が止まらなかった。
「なあ、教えてくれよ。由美のことは何でも知っておきたいんだ。高校時代か?」
妻は僕の質問を無視してフェラチオを続けていたが、『教えてよ。頼む!』という僕の度重なる哀願に根負けして、顔を離すとペニスに向かってコクンと頭を下げたのだった。
(つづく)
2010.04.26 Mon
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背徳エッチへのお誘い 10
「や、やっぱり高校生の時だったんだね…で、何年生の時?」
息急き切って聞く僕に、妻は、
「いったいどうしたんですか?」
と呆れている。
「い、いや、そういう話、あまりしてなかったと思って…で、何年生の時?」
妻はちょっとうらめしそうな顔で僕のペニスをしごきながら、『3年の時』と短く答えた。
3年の時?竹下はたしか妻が1年の時に処女をもらったと言っていたが…妻はウソをついているのだろうか?だとしたらごまかした2年間のタイムラグになにか意味でもあるのだろうか?
「もういいでしょ?」
妻が体を上にずらせて僕と胸を合わせた。
僕は妻の体を引っ繰り返して上になりながら、
「じゃあもうひとつだけ。相手はどんな人だった?」
と聞いてみた。
大事なところだ。もしかしたら妻の口から竹下の名前が出るかもしれないのだ。
僕は妻に警戒されないよう冗談めかせて、
「ほら、もう時効だし聞かせてくれてもいいだろ?」
と笑顔すら湛えて重ねて聞いた。
「もう…忘れました」
妻は拗ねたようにそう言うが、忘れるわけが無いではないか。
僕は妻にあらためてキスをすると、
「同級生?それとも学校の先輩かな?」
と耳元に執拗に質問した。
「どうしてそんなことを?」
「知りたいんだ。由美が僕と出会うまでにどんな男と付き合って来たのかを」
ちょっとマジになりすぎたか?妻に引かれるかもしれないと思いつつも、僕のボルテージは上がり切ってしまっていた。
「先輩…です」
少し時間を置いて由美が小さな声で答え、僕は一瞬絶句した。
逡巡の挙げ句に由美が答えた先輩とは、竹下のことを指していると考えて間違いないだろう。
僕は興奮のあまり、最近になくペニスが固く勃起していることを感じ、たまらずに由美の股間を割ってそれを突き刺して行った。
「ああっ!」
由美が鋭い声を上げたが、驚いたことに最近の愛液不足がウソのように、妻のそこは熱い液体で濡れそぼっていた。
(妻が…興奮している)
僕らは固く抱き合いながら、久々の濃厚なセックスの予感に身震いした。
妻は息を乱して身をくねらせながら僕の動きをねだったが、僕はしっかりと妻を組み伏せたまま次の質問に移った。
「そうか先輩だったのか。その先輩と何回もしたんだね?」
僕がこんな意地悪な物言いを妻に対してするなんて初めてのことだったが、妻は下から腰を小刻みに動かしながら、
「そんなに…してません、ああ…」
と身悶えた。
「そんなにしてないの?じゃあ何回ぐらい?」
僕は辛抱強く由美の体を押さえ込みながら聞き続けた。
(つづく)
2010.04.27 Tue
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